「VIXX」エン
「VIXX」エン
6月30日に誕生日を迎える人気ボーイズグループ「VIXX」リーダーのN(エン)が、毎年恒例となるバースデーイベントを行った。かっこよさとかわいさを兼ね備えたビジュアルに高い歌唱力、そして演技もできるマルチな才能を持つエンが、6月18日(月)、「えん返し 2018 Take a trip to Japan」を東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで開催した。

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 オープニングムービーが流れた後、暗転したステージに電車の発車メロディが鳴り響くと聞こえてくるのは車掌に扮したエンの声。「まもなく東京~東京~。みなさま、楽しい旅をお過ごしください~」とアナウンスし、キャリーケース片手にエンが姿をあらわすと会場からは大歓声があがった。「今回の『えん返し 2018 Take a trip to Japan』のガイドを務めるエンです!“えん返し”の終着駅“東京”に着きました~!」と、意気揚々とあいさつした。

 ことしの“えん返し”のコンセプトは旅行。「友達や大切な人たちと旅行に行くように、みなさんと一緒に旅行がしたかったんです。僕は旅行を通してたくさんのことを得て、思い出を作って、それを思い出しながら癒される時間が多いです。だから、みなさんが今回の“えん返し”を思い出した時に癒されるように“旅行”をコンセプトにしました。いろんな舞台がありますから期待してください。しかも、今日は最終公演日だから僕の好きなようにやります(笑)」と、いたずらっ子のような笑みを浮かべた。

 登場の時に手にしていたスーツケースは実際にエンが使っているもの。「僕が旅行に行くときに何を持っていくのか気になる人が多いと聞いたので、東京公演で初めて中をお見せします!」と、黒い大きなスーツケースをステージ上で広げ始めたエン。お菓子やのど飴、日本語を勉強するための平仮名で書かれた本、甥っ子と姪っ子からもらった大切な手紙などを紹介した。「僕は旅行に行ったときに絶対マグネットを買います」と話し、今回の日本旅行で買ったというお寿司の形をしたマグネットを自慢げにみせるエンの姿に「かわいい~!」と、ファンから黄色い声があがった。

 ほかにも未公開写真として、昨年行われた“えん返し”の記念写真や家族の集合写真などをファンに披露した。なかでも1番盛り上がったのが、エンが反射神経を試すゲームに挑戦する姿を撮影した動画。「もっと出来ると思ってた(笑)」と、自分でも恥ずかしそうに話すほどの反応の鈍さに会場も笑いに包まれた。

 イベントの合間に歌も披露してくれたエン。今年の春にリリースした「VIXX」の最新アルバムの収録曲「似る」では、タイトルの「似る」という単語の違う言い方を各地方で学んできたとし「東京では何と言いますか?」と、ファンに問いかけた。客席から「うりふたつ!」と、難しい言葉が飛ぶと「ふりかけ?」と聞き間違いするエン。その後、ファンにレクチャーしてもらいながら「う!り!ふ!た!つ!」と、新しい日本語を覚えてご満悦な様子。

 さらに抽選で当たったファンと一緒にお茶をするコーナーでは「来年も“えん返し”はありますか?」という質問に「う~ん、難しい質問ですね~」と、最初は頭を抱えながらも「今は約束はできません。でも、これからもずっと“えん返し”はやりたいですから心配しなくても大丈夫です。みなさんがいるなら“えん返し”はいつもあります。100歳まで“えん返し”はやりますよ。芝生の上にござをひいて一緒にのり巻きを食べましょう。それが僕の夢です」と、入隊を控えるエンはファンに向けて最大限のやさしさで答えた。

 未公開曲の「トゥダットゥダッ」では、“クマネン”と名付けたクマのぬいぐるみと並んで座りながら愛嬌満点なパフォーマンスを魅せた。曲終わりには手で大きくハートを作ったり、指ハートを飛ばしたりと、惜しげもなくかわいさを炸裂させた。ファンにたっぷりの愛情を届けたあとは、ファンとスタッフからエンにサプライズが。ステージが暗くなり、エンにスポットライトが当たるとハッピーバースデーの曲とともにケーキが登場。目をキラキラ輝かせながら喜ぶエンの姿に会場全体がお祝いムードの温かい雰囲気となった。

 アンコールでは、Nの形をした風船を背負って客席中央にサプライズで登場したエンにファンも大興奮。「VIXX」の「Time Machine」を歌いながら客席を端から端まで歩き、笑顔でファンとハイタッチをしていた。サプライズでケーキが登場したときも「29歳だから!」と言って泣くのを我慢していたエンだったが、最後は感極まって泣きながらファンにあいさつした。

 「今日は本当にありがとうございました。札幌から始まって本当に大勢の人が助けてくださいました。そのおかげで本当に素晴らしい公演になったのではないかと思います。みなさんのおかげでとても幸せな旅行をすることが出来ました。来年の“えん返し”は約束することはできませんが、みなさんが待っていてくれるなら、また必ず“えん返し”で会いに来ます。歌手として芸能人として役者としてツライこともたくさんありましたが、ファンのみなさんと一緒に時間を過ごしているときだけは本当に幸せな記憶しかありません。“えん返し”は僕1人ではできません。支えてくれたスタッフのみなさん、そしてこのステージをできるようにしてくださった『STARLIGHT』(=「VIXX」のファン)のみなさんに心から感謝申し上げます。次もぜひ一緒にお願いします。そばにいてください。僕もみなさんのそばにいます。また会いましょう」と、涙を流しながらも最後は笑顔でステージをあとにした。




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