記録的な猛暑、夜も気温下がらずプロ野球はキャンセルか延期か…対策が急務=韓国
記録的な猛暑、夜も気温下がらずプロ野球はキャンセルか延期か…対策が急務=韓国
40度超える記録的な猛暑に見舞われている韓国。グラウンドの熱気は夜になっても下がることはない。選手と観客の体調面を考慮し、プロ野球の試合時間を延期、または試合自体をキャンセルすべきとの声が挙がっている。

キム・テヒョン の最新ニュースまとめ

 しかし、現場では試合延期やキャンセルより、もっと根本的な対策が必要だとの指摘が出ている。

 去る2日、ソウル蚕室球場でおこなわれた2018新韓銀行マイカーKBOリーグ 斗山ベアーズ戦を前に、LGツインズのリュ・ジュンイル監督は、猛暑による試合延期への意見を問われると「試合時間を遅らせても、暑いのに変わりはない」と述べた。

 斗山ベアーズのキム・テヒョンも「夜になっても地面から熱さが上がってくるほどだ」とし、「試合時間を30分から1時間遅らせたところで、暑さは同じ」と述べ、試合時間を延期する案には賛成しない、との表情をみせた。

 試合のキャンセルも容易ではない状況だ。2018アジア大会を目前に控える中、韓国プロ野球は来る17日から9月3日まで約2週間、休止期間を設ける。加えて、雨天により中止された試合も多く、正規シーズン内で残余試合をおこなう中で、これ以上の過密スケジュールは避けなければならない。

 ある球団の関係者は「このところ続いている猛暑がいつまで続くのかわからない状況で、試合を1日2日遅らせたからといって何も変わらない」とし、「後日、短い期間で一度に数試合をこなすよりは、暑くても試合をしようと話す選手が多い」と明かす。

 現状、猛暑は毎年のように日常化し、夏がくるたびに暑さをめぐって同じような議論がなされる可能性が高い。リュ監督(LGツインズ)は「試合キャンセルや延期より、KBO協会次元で根本的な対策を模索すべき」と強調した。


Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0