キム・ヒョンジュン(リダ)
キム・ヒョンジュン(リダ)
韓国歌手兼俳優キム・ヒョンジュン4年ぶりのドラマ復帰作として注目を集めている「時間が止まるその時」のドラマファンミーティングが、2月28日(木)、神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールにて開催された。

キム・ヒョンジュン(SS501) の最新ニュースまとめ

 ドラマ「時間が止まるその時」は、時間を止める能力を持つ男と、その男が止めた時間に入ってきた女性との出会いと交流を描いたファンタジーロマンス。ミステリアスなキャラクターに加え、人と人との温かい触れ合い、友達同士の絆、一途な愛といったテーマが含まれた心温まる作品に仕上がっている。

 ブラックで揃えたジャケット姿のキム・ヒョンジュンが姿を現わすと、会場にはたちまち大歓声が響いた。ステージ中央まで歩み、会場を見渡すようにじっくりと眺めると、「ようこそ、僕の時間へ」と一言。そしてキム・ヒョンジュンがパチンと指を鳴らすと、観客の歓声や動きはピタリと止まり、まるでドラマの世界の中のような空間となった。時が止まったように観客が動かない中、キム・ヒョンジュンは笑顔を浮かべながら客席を歩きまわり、途中でファンの手からペンライトを取ってみたり、鞄を持って行ったりしながら、観客が作り上げた止まった時間を楽しんだ。キム・ヒョンジュンが再び指を鳴らすと時間が動き出し、一瞬にして熱気が戻る会場。「みなさんが本当に時間が止まったようにしてくださって、歓迎してくださったので、今までとはまた違ったファンミーティングになりそうです!」とうれしそうな表情を見せた。

 「日本で歌手ではなく、俳優として、コンサートではなく、ドラマファンミーティングで、久しぶりにみなさんにごあいさつすることができました。コンサートとは違い、静かな感動がある時間になると思うので、みなさんも楽しんでいただければうれしいです」と優しいトーンで話すキム・ヒョンジュン。

 ドラマでの役について、「僕が演じたジュヌは、時間を止める能力がある超能力者で、いつも孤独な人です。目標もなく、能力を使って骨董品を盗む人生だったけど、ヒロインのソナに出会って、人生の意味や今後の生き方を見出していく役になっています」と説明すると、「超能力があったら何をしよう?」と小さい頃に想像したことがあると話し出した。

 「僕は3つ4つの超能力があったらなと考えていました。時間を止める、透明人間、手から火を出す、飛ぶ、そして瞬間移動。5つもありましたね(笑)。その中でも瞬間移動が1位です」と明かした。もしタイムスリップできたとしても、「僕はいつでも"今日が一番良い日だ"と思っていますので、今日がいいです。過去に戻ってしまうと、また同じことをしないといけないじゃないですか」と自身の考えを語った。

 ここで特別ゲストとして、ミョンウン役のイン・ギョジンが登場。陽気に登場したイン・ギョジンは会場の雰囲気をパッと明るくし、キム・ヒョンジュンも「隣にいると、いつも楽しい気持ちになります」と笑顔。「付き合いは3年ぐらいだけど、25年間くらいの仲のよう」と言うほど仲が良い2人は、今回早めに来日して一緒にゴルフをしていたと話し、素振りをしてみせたりと、仲の良さを感じさせた。イン・ギョジンは、キム・ヒョンジュンが水を飲むと「ヒョンジュンは水をよく飲むから、ゴルフの時もトイレに走って行ってました」と暴露したり、初めて会った時に「かっこいいな。この男…僕のものにしたい!」と思ったと、ユーモアを効かせたトークで観客を笑わせた。また、キム・ヒョンジュンが「ギョジンさんは、僕が酔うとどうなるかも知っています(笑)」と自ら明かすと、イン・ギョジンは「実は僕も酔ってるから、よく知りません(笑)」と返し、笑いを巻き起こした。

 2人が選ぶドラマ名場面には、イン・ギョジンはジュヌとミョンウンが出会うシーン、キム・ヒョンジュンはヒロインが消されてしまうシーンを上げた。イン・ギョジンは「僕の眼球による演技…!素晴らしい演技ではないでしょうか?(笑)」と自賛し、キム・ヒョンジュンは「ジュヌの人となりが良く伝わるシーンだと思います。ソナが消滅するシーンも特殊効果で美しく表現されています」と語り、見どころを伝えた。

 トークコーナーの次は、歌のステージ。キム・ヒョンジュンが「韓国でアルバムを出したのですが、この曲の中には『時間が止まるその時』という歌詞があります。ドラマを通して感じた心の痛みを込めて書きました。今日はジュヌとして、歌いたいと思います」と言うと、「WHY」が始まった。感情のこもった歌声を会場に響かせ、観客を魅了すると、続いてイン・ギョジンがバラードを披露。丁寧に歌いながらも、お茶目な表情やジェスチャーをしたり、間奏で「みなさん、とてもキレイです!」と言ったりし、観客を笑顔にした。

 演技再現コーナーでは、抽選で選ばれたファンが、キム・ヒョンジュンとともにドラマシーンを再現。キム・ヒョンジュンは抽選箱からごっそりと半券を取り出すと、「41列…」と読み上げたかと思えば箱に戻したり、焦らしたりと、イタズラしながらファンたちをドキドキさせた。そんな中選ばれた2名のファンは、ヒロインが「ジュヌさん、とてもいい人みたい」と言いジュヌの胸に手を当てるシーン、ヒロインがカーテンを上手く干せないでいるとジュヌが後ろから手を差し伸べて手伝うシーンの再現に挑戦。キム・ヒョンジュンは穏やかな表情でファンをリラックスさせたり、演技しやすくエスコートしたり、アドリブでハグまでしたりと、ドラマ以上にトキメク展開でファンを喜ばせた。

 ドラマハイライトでは、映像と、キム・ヒョンジュン、イン・ギョジンの生演技で、観客を一気にドラマの世界観に引き込んだ。OSTを担当した「IMFACT」のジェオプの生歌唱も加わると、さらに心を掴まれたようにじっと見入る観客。ジェオプの歌声で感情の高まりを煽り、ストーリーが進むと、最後はOSTを手がけた作曲家パク・クンチョルのピアノ演奏のもと、キム・ヒョンジュンが「Just for My Love」を切なく歌いあげた。まるで一本の舞台のようなステージに、観客は釘付けとなった。

 キム・ヒョンジュンが「今日はみなさんに会えて、これからの演技活動の大きな力になったと思います。近いうちに、新しい作品でみなさんにお会いできそうです。演技も歌も一生懸命頑張る、俳優、歌手になりたいと思います!」と気持ちを伝えると、イン・ギョジンは「とても楽しい時間をみなさんと過ごすことができました。ありがとうございました!」と、ジェオプは「たくさんの方に歌を聞いていただけて、うれしかったです!」と感想を述べた。

 最後に「コンサートとはまた違う感動がありました。みなさんがいるから、これからも頑張っていけると思います。応援してくださるファンがいて、歌だけでなく演技もできて、本当に幸せ者だと感じました」とメッセージを送ると、日本語で「みなさん、毎日毎日愛してます」と伝え、ステージを後にした。

 ドラマトーク、豪華なライブステージに加え、フォトタイムや抽選でサイン入りプログラムブックのプレゼント、終演後は参加者全員とハイタッチ会があったりと、盛りだくさんなイベントとなった。



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