【ソウル聯合ニュース】1945年8月24日、帰国する朝鮮半島出身者数千人を乗せた日本の輸送艦「浮島丸」が京都の舞鶴湾で爆発して沈没した「浮島丸事件」を扱ったドキュメンタリー映画「浮島号」(原題)が韓国で19日に公開される。 反日感情が高まり、日本製品の不買運動などが広がる韓国で同作品が観客の関心を集めるのか注目される。 浮島丸は45年8月22日に青森県の大湊から韓国・釜山港に向かって出港。同24日に舞鶴港に入った。 作品の序盤では、太平洋戦争中に青森に軍事基地を作るために朝鮮半島出身者が強制動員された事実など、浮島丸事件が発生した背景が描かれる。 日本は同事件による死亡者数を3800人と発表したが、実際の死亡者は約8000人に達すると指摘する。搭乗者は約1万人で、日本の公式記録にも8000人以上が乗船したと書かれているという。 また日本側は浮島丸が爆発したのは、米軍が設置した機雷によるものとしているが、船内で爆発を見たとする証言や、船員が爆発の前に脱出したという証言などから、作品では船内で意図的な爆破が行われたことを推定している。 また同事件の真相究明を要求してこなかった韓国政府の責任も強調している。 俳優の
アン・ジェモがナレーションを担当した。
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