新型コロナウイルスによる感染症の治療を行う病棟に向かう医療従事者(資料写真)=(聯合ニュース)
新型コロナウイルスによる感染症の治療を行う病棟に向かう医療従事者(資料写真)=(聯合ニュース)
◇新規コロナ感染者 6日連続で10人前後=死者は39日ぶり「ゼロ」に 肺炎を引き起こす新型コロナウイルスを巡り、韓国の中央防疫対策本部は24日、この日午前0時現在の韓国での感染者数は前日午前0時の時点から6人増え、計1万708人になったと発表した。死者は前日と変わらず計240人で、3月16日以来、39日ぶりに1日当たりの死者が0人となった。1日当たりの新規感染者数は、18日に20人を下回って以降、6日連続して10人前後で推移している。◇隔離措置違反者にリストバンド 27日から導入 韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部は24日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、自主隔離措置の違反者に着用させる電子リストバンド「安心バンド」を27日から導入すると発表した。27日以降に自主隔離を通知された人が隔離指針に違反すると、自治体の関係者と警察が現場に出動して違反の事実を確認し、残りの隔離期間に安心バンドを着用することになる。◇総選挙で敗北の最大野党 非常対策委員会体制へ 韓国総選挙で敗北した保守系最大野党「未来統合党」が、総括選挙対策委員長を務めた金鍾仁(キム・ジョンイン)氏を委員長とする非常対策委員会体制に移る。同党は28日に全国委員会と常任全国委員会を開催し、非常対策委員会を発足させる。総選挙直後に党代表の黄教安(ファン・ギョアン)氏が辞任した後、沈在哲(シム・ジェチョル)院内代表が党代表権限代行を兼任している。沈氏は24日、最高委員会議後に記者団に対し、「総選挙後、党の進路について最高委員会と党内の意見を取りまとめた。その上で金前総括選挙対策委員長に非常対策委員会の委員長就任を正式に要請し、(金氏が)これを受諾した」と説明した。◇与党「補正予算案の審査着手を」 最大野党に警告 与党「共に民主党」が未来統合党に対し、新型コロナウイルス感染拡大に伴う国民への緊急災難(災害)支援金支給に向けた第2次補正予算案の迅速な国会処理のために同予算案の審査に着手するよう強く求めた。審査妨害を直ちにやめるよう警告メッセージを発し、新型コロナで困難に陥っている国民への支援金支給が遅れている責任が未来統合党にあると強調した。与党は、支援金支給対象を全国民に拡大する代わりに高所得層の自主的寄付を募ることで政府と合意後、未来統合党への圧迫を強めている。◇文大統領支持率が8週連続上昇 1年半ぶり60%台回復 世論調査会社の韓国ギャラップが24日に発表した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週より3ポイント上昇の62%となり、同社の調査で2018年10月第3週(62%)以来、1年6カ月ぶりに60%台を回復した。支持率は新型コロナウイルスの感染が広がる中で8週連続して上昇した。不支持率は3ポイント下落の30%。◇南北共同宣言20周年 共同行事や交流推進へ 2000年6月の南北首脳会談で発表された南北共同宣言から20周年を迎える今年、韓国政府は民間団体などと協力して南北間の交流と共同記念行事の開催に取り組む計画だ。統一部が24日、「2020年度の南北関係発展施行計画」の内容を明らかにした。南北は01年から08年まで共同宣言の記念行事を共同で開いたが、09年以降は共同行事を行っていない。
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