韓国SKジオセントリック、蔚山にアジア初の再生PP工場を建設へ(画像提供:wowkorea)
韓国SKジオセントリック、蔚山にアジア初の再生PP工場を建設へ(画像提供:wowkorea)
SKイノベーションの子会社で化学事業を手掛けるSKジオセントリックはこのほど、世界最大の家電見本市「CES2022」で米国のピュアサイクル・テクノロジーズ(Purecycle Technologies)と、ウルサン(蔚山)にポリプロピレン(PP)廃プラスチックのリサイクル工場を設立する内容の基本合意書(HOA)を締結したと発表した。

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工場は年内に着工し、2024年に完成予定だ。廃プラスチックを化学的にリサイクルした再生PPを年約6万トン生産し、SKジオセントリックが生産された再生PPを韓国で独占販売する。

これに先立ち両社は昨年8月、アジア地域におけるPPリサイクル事業の協力に向けた覚書(MOU)を締結しており、今回の「CES2022」で再会してエコ技術を適用した事業拡大への具体的な成果を得た。

SKジオセントリックは今回の再生PP工場設立で、廃ビニールに熱を加えワックスコードなど原料を得る熱分解油技術、汚染されたペットボトルと衣類を化学的に分解しリサイクルする解重合技術に加え、プラスチックの化学的なリサイクルという3大核心能力を確保した。

同社は2027年まで、世界における自社のプラスチック生産量に相当する年250万トンを、100%リサイクルするという計画に一歩近づいたとの評価を受けている。

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