「ユ・クイズ ON THE BLOCK」に出演した女優ソン・イェジン。(画像:画面キャプチャ)
「ユ・クイズ ON THE BLOCK」に出演した女優ソン・イェジン。(画像:画面キャプチャ)
俳優ヒョンビンとの結婚を発表した女優ソン・イェジンが今月16日に放送されたtvN人気バラエティ「ユ・クイズ ON THE BLOCK」に出演した。絶妙なタイミングだったので、出演理由が気になるところだったが、なんてことはない番宣目的だった。ところが、同局ではなく、他局ドラマの宣伝だ。

ソン・イェジン の最新ニュースまとめ

ソン・イェジンはちょうどこの日スタートのJTBC新ドラマ「39歳」で主演を務めている。番宣するのにどの番組がいいか考えた結果、唯一「ユ・クイズ ON THE BLOCK」なら出演したいと思ったのだそうだ。ユ・ジェソクとは過去、「ランニングマン」(SBS)で一緒にバンジージャンプをした仲であり、「無限に挑戦」(MBC)などバラエティで何度か共演したことがある。ソン・イェジンを“イェジンハンド”(ソンは手=ハンドの意味)と呼ぶほど気心の知れたユ・ジェソクがいるという安心感に加え、よく見ている番組でもあるので、自分の意思で決めたという。

ユ・ジェソクにとっては喜ばしいことだが、さすがに他局のドラマなだけに「tvNのドラマではなくて?」とユ・ジェソクも驚いていたが、ソン・イェジンはしっかりドラマの見どころやキャラクターなどを紹介したほか、自分が出ている分が終わったら、すぐにチャンネルを変えてドラマを見てほしいと茶目っ気たっぷりにPR。(※この日は北京冬季オリンピックの関係で放送時間をいつもより約1時間遅い午後9時45分にスタートし、ソン・イェジンは1番目に登場。JTBCドラマ「39歳」は午後10時30分スタートだった)

そんなことが許されるのも、tvN歴代ドラマ1位(最高視聴率21.7%)を記録した「愛の不時着」の世界的な人気に大きく貢献したからだろうか。ともかく、ソン・イェジンクラスになると、放送局の垣根をひょいと超えられるようだ。

それにしても、ソン・イェジンをはじめ、大物俳優たちのユ・ジェソクへの信頼は厚い。この番組にはソン・イェジンと共演した俳優たちだけでも、最近出演したコ・ス(映画「白夜行-白い闇の中を歩く-」、「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」で共演)のほか、チャ・テヒョン(映画「永遠の片思い」、映画「君に捧げる初恋」で共演)、チ・ジニ(ドラマ「スポットライト」で共演)、チョン・ウソン(映画「私の頭の中の消しゴム」)、チョ・スンウ(映画「ラブストーリー」)らが出演して素顔を覗かせ、話題となった。

ソン・イェジンは共演者たちが出演した回をもちろん見たそうで、特にチョ・スンウの回の感想を聞かれたとき、「印象深かったものはなかった」とはっきり答えてユ・ジェソクを大爆笑させていた。どうやらソン・イェジンは冗談を言ったり、いたずらをしたりして、人を笑わせるのが好きなようで、2014年「無限に挑戦」にチョン・イルと出演した際、ソン・イェジンがチョン・イルと結婚するというドッキリをユ・ジェソクに仕掛けたというエピソードも。

今回、番組では初恋の話題から、ソン・イェジンが「今の恋が初恋」と語った後、番組側の演出として、「愛の不時着」撮影当時のスチールに、ソン・イェジンの結婚発表コメントを字幕で出し、ヒョンビンとの結婚を祝福する場面があった。

放送後、「ユ・クイズ ON THE BLOCK」の演出を手掛けるPDのインタビューが出ていたが、それによると、収録が終わった後に、結婚が発表されたそうで、収録時には全く知らなかったとか。そのため、番組のトークテーマの中心はヒョンビンとの恋バナではなく、女優としての人生や演技への情熱についてだった。

女優生活22年で、約30作に出演してきたソン・イェジン。第一線でこれだけ続けて来られたのは、女優としての責任感だという。良いシナリオが入ってくると、「これは私がやらなきゃ」と思い、その繰り返しだったのだとか。現場では、リングに上がるボクシング選手のような覚悟で、撮影に臨んでいるとも。今は好きなことを楽しむというより、作品への責任感、自分が見せなくてはいけない演技というものがあり、期待値が高い分、それを満足させなくてはいけないというプレッシャーで、作品に入るたびに大変ではあるという本音も漏らしていた。

また、休みの日の過ごし方を聞かれ、「運動、(愛犬と)散歩、皮膚科」と答えていたが、これらはすべて仕事のための準備時間。撮影現場に入るとナーバスになり、役に入り込み、自分だけの世界に入り込んでしまうタイプなため、共演者やスタッフに対し、細やかに気遣いができないことが悩みだとも言っていたが、それぐらい役に集中し、作品に全身全霊を捧げているということであり、だからこそ、たくさんのヒット作、名シーンが生まれてきたのだろう。

特に、ソン・イェジンの泣くシーンが視聴者、観客の心を震わせるとし、名シーンに取り上げられ、最後のクイズでは、出演作(「ラブストーリー」、「私の頭の中の消しゴム」、「妻が結婚した」、「ザ・ネゴシエーション」)の中で、涙が早くこぼれた順番を問う問題が出題された。答えは「私の頭の中の消しゴム」、「ザ・ネゴシエーション」、「妻が結婚した」、「ラブストーリー」の順で、ソン・イェジンは間違ってしまったが、改めてソン・イェジンの女優としての魅力が伝わる回だった。

なお、先ほどのPDのインタビューでは、ヒョンビンへの出演オファーにも触れており、番組側としては、いつでも準備はできているので、オファーが成功するまで慎重に、極秘裏に進めたいと話していた。これはもしかして⁉ 視聴者はヒョンビンの登場を待ち望んでいる。

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