新バラエティ「サークルハウス」のハン・ガイン、イ・スンギ。(画像:画面キャプチャ)
新バラエティ「サークルハウス」のハン・ガイン、イ・スンギ。(画像:画面キャプチャ)
今月24日、SBSで新バラエティ「サークルハウス」がスタートした。出演者は精神健康医学科専門医のオ・ウニョン博士、イ・スンギハン・ガイン、ノ・ホンチョル、リジョンというバラエティに富んだラインナップだ。

イ・スンギ の最新ニュースまとめ

イ・スンギとSBSの縁というと、毎週日曜放送の「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」が2017年12月から継続中であり、「イ・スンギの楽しいゴルフ 072」もシーズン2がことし1月に終わったばかり。除隊してから地上波バラエティのレギュラー出演はSBSの番組しかなく、これはもしかして?と調べると、やはり「サークルハウス」のPDは「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」で約3年、メインPDを務めていた女性PDだった。

また、女優ハン・ガインがバラエティのレギュラー初出演ということと、tvNの「STREET WOMAN FIGHTER」(略して「スウパ」)で一躍知名度を上げた「YGX」のリーダー、リジョンが起用されているのも話題で、安定感のあるイ・スンギ、意外性のあるハン・ガイン、旬のリジョンというこの新鮮な組み合わせだけでも興味がそそられる。

この番組は「若者相談プロジェクト」と銘打ち、MZ世代(20代前半から30代後半の世代)が悩む10個のキーワードをテーマに、毎週悩みを持った若者たちが登場し、パネラーたちと共に悩み、答えを導き出していくヒーリングトークバラエティ。全10話制作だ。

MZ世代の悩みのキーワードには、「若者コンデ」(コンデ:若者に小言を言う、若い頃の自慢をする中高年世代)、「5放世代」、「PTSD」など気になるワードが並んでいたが、初回のテーマは「寂しいのは嫌だけれど、疲れるのはもっと嫌な最近の恋愛」だった。

悩みを持つ若者として5人が登場し、このサークルではニックネームを使うというルールがあるため、本名や活動名は明かされなかったが、一般人の中に一人だけ、リジョンと同じく「スウパ」で脚光を浴びた「PROWDMON」のワッキングダンサー、Lip Jが。リジョンと並んで座り、「スウパ」ファンの心をくすぐった。

そんな中、目を引いたのがハン・ガインだった。イ・スンギもオープニングトークで明かしていたが、ハン・ガインはおしゃべりで、収録は最大限長く、朝早くから始まり、遅く帰っても大丈夫だと言ったのだという。清純でエレガント、神秘的なイメージがあるが、実際はサバサバしていて、正直に自分の感情を表現するし、相手の話もよく聞きながら、自分の考えもしっかり伝える人だった。

出産して、36か月は育児をすると決めたというハン・ガイン。ところが、子供たちとの世界にしかいなかったため、子供たちが成長し、安定していくにつれ、自分の方が不安定になり、結局不安障害になり、カウンセリングを受けたこともあると告白。

さらに、24歳の若さで結婚したので、自分が十分に成長しておらず、子育てに自信がなかったので、夫ヨン・ジョンフンと話し合い、妊娠・出産という選択をしなかったのに、周りからいろいろ言われ、ハン・ガインと検索すると、関連ワードに「不妊」という言葉が付くように。自分の選択と、結婚したら次は妊娠・出産という社会の基準とのズレがあり、ストレスだったとも。

ほかにも、非恋愛主義者の女性の悩みでは、不倫で家を出ていった父親が影響しているという話に、自分も幸せな子供時代ではなかったとし、父親に対する感情は「無感情」だという言葉に共感を示した。そのうえで、だからこそ夫ヨン・ジョンフンの温かい家族を見て、自分もその一員になりたいと思い、早くに結婚したと明かし、夫が子供の面倒を見ている姿に癒されるし、夫と子供が遊んでいる姿を見ると涙が出そうになるとも。そうして、子供の頃、夢に描いていた父親の姿というものを夫が見せてくれているので、とても癒されると打ち明けたハン・ガイン。自身のエピソードを涙ながらに語り、それを聞いていた非恋愛主義者の女性は何か心に変化を感じているようだった。

ハン・ガインは、トークを回すイ・スンギから話を振られなくても、何か言いたいときには自ら手を挙げ、積極的に話す場面もあり、そんな姿が新鮮に映った。経験がある分、さまざまなトークの引き出しがありそうなハン・ガイン。意外なギャップがとても魅力的だった。

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