文前大統領の側近「文前大統領、政治の一線に立つことはない」…選挙支援の可能性を否定

ムン・ジェイン（文在寅）前大統領の側近とされる大統領秘書室国政状況室長出身のユン・ゴンヨン「共に民主党」議員は24日、「（文前大統領が）政治の一線に立つようなことはないだろう」と明らかにした。

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ユン議員はきょう午前、YTNラジオに出演し、「文前大統領はヤンサン(梁山)に引っ越し、自然人として静かに過ごすつもりだとおっしゃった」と明らかにした。

これに先立ち、23日に故ノ・ムヒョン（盧武鉉）元大統領の没後13年の追悼式で文前大統領がイ・ジェミョン（李在明）総括選挙対策委員長とキム・ドンヨン（金東兗）キョンギ（京畿）道知事候補に、「必ず勝ってほしい。応援する」という趣旨の話をしたことが伝えられたため、一角では文前大統領の選挙支援の可能性も指摘されたものの、文前大統領の側近はこれを否定した。

文前大統領とバイデン米大統領の対面会談がユン・ソギョル（尹錫悦）政府の反対気流のためだという一部の分析についてユン議員は、「尹錫悦政府も2人の会談に対しては肯定的に判断したと信じたい」としながらも、「もし一部でうわさされているように尹錫悦政府に少しでも否定的な気持ちがあったならば、それは非常に偏狭な考え」と評価した。

米国が主導する経済協力体「インド・太平洋経済枠組み」（IPEF）への参加については懸念を示した。ユン議員は、「具体的な実益はあまりないが、政治的に中国を刺激する状況になるのではないかと懸念される」とし、「米韓同盟が非常に重要ではあるが、中国もわれわれにとって最も近い隣国であり重要な経済協力国だ。よって米国だけでなくわれわれの現実を見れば賢くバランスを取るべきではないかと考える」と述べた。