【ソウル聯合ニュース】韓国国防部のムン・ホンシク副報道官は26日の定例会見で、北朝鮮の弾道ミサイル発射などへの対応について、「北の挑発の形や、威嚇の水準に応じて適切な措置を検討し、準備していく」との方針を明らかにした。 また、北朝鮮が25日に弾道ミサイルを発射したことを受けて韓米両軍が地対地ミサイルを発射したことについては、「韓米が共同で準備し、同時にミサイル射撃を実施したことが評価される部分」と説明した。 北朝鮮は25日、朝鮮半島東の東海上に大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定されるものを含む弾道ミサイル3発を発射。韓米のミサイル部隊は対抗措置として東海上に地対地ミサイルを発射した。韓国軍は地対地ミサイル「玄武2」、米軍は「ATACMS」を1発ずつ発射した。 これについて合同参謀本部の
キム・ジュンラク広報室長は「関連動向を綿密に監視し、確固たる対応態勢を維持していたという次元で対応したもの」として、「確固たる対応態勢を見せ、精密打撃能力と態勢も整えていることを示した」と説明した。 北朝鮮が挑発のレベルを上げたことで、軍は備えを強化する方針だ。 韓国空軍は8月中旬から約1カ月にわたりオーストラリアで行われるインド太平洋地域の空軍による合同演習「ピッチブラック」に初めて参加する。約130人の兵士がKF16戦闘機6機、空中給油機1機とともに参加する。 韓国軍の関係者は「合同作戦能力を向上させ、参加国との軍事協力を強化する予定」と話した。
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