【ソウル聯合ニュース】今年の全米女子プロゴルフ選手権で優勝するなど活躍する韓国のゴルファー田仁智(
チョン・インジ)が15日、ソウル市内のギャラリーでの個展を前に記者会見を開いた。 田は2018年10月の米女子ツアー、KEBハナ銀行選手権での優勝後、成績不振に苦しみ引退も考えていたが、昨年12月に画家のパク・ソンミと出会ったことをきっかけに絵を描き始めた。 キャンバスの前でゴルフ人生を振り返り、絵として表現しながらスランプを克服。今年6月の全米女子プロゴルフ選手権で優勝し、3年8カ月ぶりにトロフィーを手にした。 田は会見で、「もともと好奇心旺盛で自分に対する問いが多かったが、パク先生に初めて会った当時は自分の人生に対する『疑問符』が薄れていた」と説明。「『果たしてまた優勝できるだろうか』『私はここでなぜこうしているのか』と思った」と振り返り、自身の作品「Bird, Meet Dumbo」でゾウのキャラクター、ダンボが疑問符を落として泣いている理由だと説明した。 ダンボは田のニックネームでもあり、絵の中の鳥は師匠のパク・ソンミを指しているという。 田は「私がコースの上に戻って再びゴルフクラブを握った時、意欲にあふれてきらめく目でゴルフに触れることができたのは、先生と一緒に過ごした時間に意味があったため」と語った。 作品「取り戻した私」については、「痛みを感じたダンボが(ゴルフ)コースの上で自分自身を取り戻した時に感じる楽しい気持ちを込めたかった」として「個人的にとても好きな作品」と説明した。 ゴルフウエアの代わりにスーツを着た田は予定時間を過ぎても作品の紹介を続け、まさに「ダンボ」のように楽しんでいる様子だった。 田は「ツアー生活を始めて10年になるが、新人画家としてデビューしてみると私のゴルフも再びルーキーに戻ったような気分」と語り、来季に向けて意気込みを見せた。 個展は今月17日から来月7日まで、ソウル市鍾路区のボン画廊で開かれる。
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