ユン・サンヒョン の最新ニュースまとめ
「私と政治的行動を共にし、同じ指向性も持っていて、価値観も非常に似ていて、何よりも一度も脱党せずこの正統性をもった根本の政党、わが保守政党を守ってきた永遠の党員同志だ。永遠の党員同志としてすべき役割を分かち合い共有しなければならない」(1月26日、韓国のラジオ番組で)
上の2つの発言は、韓国与党“国民の力”の次期党代表選候補であるキム・ギヒョン(金起ヒョン) 議員がナ・ギョンウォン(羅卿瑗)元与党議員に対して語ったものだ。わずか1週間の間にメッセージがこのように変化した背景には、ナ元議員の党代表選「不出馬」宣言があった。
ナ元議員の支持層の「票心」は、キム候補とアン・チョルス(安哲秀)候補の勝利を左右する「カギ」として注目され、親“ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領”系勢力により「反“尹”」というレッテルを貼られていたナ元議員は、一日にして「競争者」から候補を当選させることのできる「助力者」として浮上した。このことから、ナ元議員に対する党代表選候補たちの「求愛」も強まりをみせている。
アン候補側も、ナ元議員に「求愛」を積極的に投げかけている。アン議員は25日、記者たちに「適切な時期に一度お会いし、対話したい」と語った。つづけて「ナ元議員が今望んでいるそのような方向は『首都圏の勝利』だ」とし「それはわが全党員たちの願いでもある。私は必ず首都圏で勝利するそのような候補となり、党代表に選出されるという覚悟をもつようになった」と語った。
これは、ナ元議員との「連帯」の可能性を念頭に置いての発言だと解釈されている。首都圏に選挙区を置くアン議員は、首都圏で4選していたナ元議員、現在4選中のユン・サンヒョン (尹相現)候補と共に「首都圏代表論」による連帯の可能性を示してきた。このことに関してナ元議員側は「『人物』ではなく『価値』の連帯が可能だ」と明らかにしている。
このような「ラブコール」に対しナ元議員がどのように応えるかは未知数だ。今の時点では「ナ元議員がアン候補と連帯を組む」可能性が取りざたされているが、伝統保守層の支持を価値視してキム候補と手を組む可能性も残されている。ただナ元議員がキム候補と連帯するためには、親“尹”系による「ナ元議員たたき」をはじめとした “反感”を克服することがまず必要だとする見方も出ている。
一方、ナ元議員は25日の “不出馬”宣言の時「みずから党を愛する気持ちで決定し、全党大会ではどのような役割も担う考えはない」と語っている。公式的には、キム候補・アン候補側の「求愛」にいったん線を引いたかたちとなっている。
Copyrights(C)wowkorea.jp 96