「朝鮮半島未来シンポジウム」が29日に開かれる=(聯合ニュース)
「朝鮮半島未来シンポジウム」が29日に開かれる=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓米同盟70年を迎え、国際情勢を分析し、朝鮮半島の未来を話し合う「朝鮮半島未来シンポジウム」が29日、ソウル市内のホテルで開催される。

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 シンポジウムは韓国国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースと統一部の共催。テーマは「韓米同盟70年、朝鮮半島の今日と明日」で、権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官ら政府関係者や国内外の専門家が出席する。

 韓米同盟は1953年の韓米相互防衛条約を根幹とする。この70年間、朝鮮半島での戦争を抑止し、域内の平和と安定に寄与してきた。聯合ニュースの成耆洪(ソン・ギホン)社長は「安全保障や経済など分野を問わず深まる米中の覇権争いやウクライナ戦争長期化などで国際秩序が再編されている」として、「国際関係や朝鮮半島情勢に詳しい専門家を招き、政府の外交、安保、対北政策を含む朝鮮半島の未来について踏み込んだ議論を行う」と述べた。

 シンポジウムは特別セッションや朴振(パク・ジン)外交部長官の基調演説、世界秩序と韓国のインド太平洋戦略を話し合う第1セッション、北朝鮮問題について議論する第2セッションで構成される。特別セッションでは米国家安全保障会議(NSC)のキャンベル・インド太平洋調整官がビデオ形式で講演し、米国のゴールドバーグ大使らが特別講演を行う。第1セッションは尹炳世(ユン・ビョンセ)元外交部長官が司会を務め、与党「国民の力」の尹相現(ユン・サンヒョン)国会議員や最大野党「共に民主党」の李相ミン(イ・サンミン)議員、元青瓦台(大統領府)外交安保首席秘書官で朝鮮半島未来フォーラム理事長の千英宇(チョン・ヨンウ)氏らが発表を行う。第2セッションは洪容杓(ホン・ヨンピョ)元統一部長官が司会を務める。大統領直属の諮問機関、民主平和統一諮問会議の石東ヒョン(ソク・ドンヒョン)事務処長や李信和(イ・シンファ)北朝鮮人権国際協力大使らが出席する。

 シンポジウムは2015年に始まり、今回で9回目となる。


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