朴槿恵元大統領が７１歳に　大邱の自宅に政治家や支持者集まる

【大邱聯合ニュース】韓国の朴槿恵（パク・クネ）元大統領が２日、７１歳の誕生日を迎え、南東部・大邱の自宅に政治家や支持者が詰めかけた。自宅の周辺では誕生日を祝う横断幕や花輪が目についた。　警察によると、朴氏を支持する七つの団体がこの日の自宅周辺での集会開催を届け出た。参加予定人数は約１３００人で、警察は約１００人の人員を配置した。　保守系与党「国民の力」の党代表選に出馬する黄教安（ファン・ギョアン）元首相は支持者らと共に自宅を訪ね、ケーキなどの贈り物を関係者に渡した。朴氏との面会は実現しなかった。　朴氏は収賄罪などで収監され、２０２１年末に特別赦免（恩赦）を受けて釈放された。朴政権で首相を務めた黄氏は、記者団に「朴槿恵（元）大統領の完全な名誉回復が必要だ」と語った。　同じく同党の代表選に出馬する尹相現（ユン・サンヒョン）国会議員も自宅を訪ねたが、朴氏には会えなかった。尹氏は記者団に「（朴槿恵元）大統領に早く自由に活動してほしいと願っている」と述べた。　自宅周辺ではこの日、複数の記念行事が開かれたが、朴氏は姿を見せなかった。側近によると、朴氏の健康状態はこのところ大きく回復しているという。