1月30日に屋内でのマスク着用義務が緩和されてから初めて迎えた週末の5日、ソウル市内のショッピングモールを訪れた市民らの多くはマスク着用を続けていた=(聯合ニュース)
1月30日に屋内でのマスク着用義務が緩和されてから初めて迎えた週末の5日、ソウル市内のショッピングモールを訪れた市民らの多くはマスク着用を続けていた=(聯合ニュース)
◇マスク義務ほぼ解除から1週間 大多数が外さず感染者減 中央防疫対策本部によると、6日午前0時までの24時間に国内で新たに確認された感染者は5850人で、昨年6月27日(3419人)以来約7カ月半ぶりの低水準となった。屋内でのマスク着用義務が緩和された1月30日から1週間過ぎたにもかかわらず新規感染者数が減り続けているのは、緩和後もマスク着用を続ける人が多いためとみられており、今後も感染者数の減少が続く見通しだ。このような結果に関連し、鄭錡碩(チョン・ギソク)新型コロナウイルス特別対応団長(国家感染症危機対応諮問委員長)はこの日の定例記者会見で、明確な減少傾向を見極めた上でマスク着用義務を緩和したとし、マスク未着用によって感染者が増加しても、減少ペースがそれを上回る可能性もあると指摘した。◇北朝鮮・開城で餓死者続出 金正恩氏が幹部ら派遣 北朝鮮の中では生活水準が比較的高いとされてきた南部の開城市で、餓死する人が続出しているようだ。北朝鮮情報筋によると、開城では食糧難により1日に数十人が餓死しており、厳しい寒さも重なって生活苦による自殺者も増えているとされる。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が先月2度も幹部や側近を現地に派遣し、実情を把握するとともに人々の不安をなだめようとしたが力不足だったという。北朝鮮が今月後半以降に朝鮮労働党中央委員会総会を開いて農業対策を話し合うのも、こうした状況が背景にあるとみられる。◇首相 韓日関係は「過去に執着せず未来へ進むべき」 韓悳洙(ハン・ドクス)首相は国会で行われた政治・外交・統一・安全保障分野の対政府質疑に出席し、日本による植民地時代の徴用訴訟問題の解決に向けた政府の方向性について、「韓日関係は現在われわれが置かれている外交・安保状況や経済的状況からみて、過去に執着しすぎるよりは未来に向かって進むべきだと信じている」と述べた。◇漁船転覆事故 4人の遺体発見=不明者は5人に 南西部の全羅南道・新安沖で韓国漁船(24トン級)が転覆した事故で、行方不明となっていた乗組員4人の遺体が船内で発見された。漁船は4日深夜に浸水して転覆し、乗船していた12人のうち3人は救助されたが、9人が行方不明となっていた。◇雑踏事故 最大野党が行政安全相の弾劾訴追案提出を決定 ソウルの梨泰院で159人が死亡した雑踏事故を巡り、最大野党「共に民主党」は6日の議員総会で、ずさんな対応の責任を問うとして李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官の弾劾訴追案を国会に提出することを決めた。事故後、共に民主党は国民の安全や災害への対応を担当する李氏の問責を求めてきたが、政府と与党が応じず、弾劾訴追案を提出する方針を示していた。国会で過半数を占める同党は昨年12月の国会本会議で、李氏の解任建議案を単独で可決させたが、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は李氏の解任案を受け入れなかった。
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