北朝鮮、8日夜「建国記念日75周年」閲兵式…まだメディア報道はされず

北朝鮮が8日午後、建国記念日（朝鮮人民軍創設）75周年を記念する閲兵式を開催したという。しかし、まだ北朝鮮メディアの報道は出ていない。

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　軍当局によると、北朝鮮は8日午後8時30分ごろから平壌（ピョンヤン）のキム・イルソン広場で閲兵式の式典を開始した。通常、式の翌日に朝鮮中央通信など北朝鮮内の官営メディアが報道してきたことを考えると、9日に官営メディアを通じて閲兵式開催が伝えられ、朝鮮中央テレビを通じて閲兵式の場面が放送されるものと予想される。

　北朝鮮は当初、1948年2月8日の正規軍創設日を建国記念日として記念していたが、故キム・ジョンイル総書記の執権時期の1978年からは「抗日遊撃隊」（朝鮮人民革命軍）を組織したという1932年4月25日を建国記念日と呼んだ。しかし、キム・ジョンウン国務委員長の就任後は、再び正規軍が創設された2月8日に意味を付与し、2018年に党中央委員会政治局の決定書を通じて、今の建国記念日が公式化された。

　特に今回の建国記念日は75周年であり注目が集まっている。北朝鮮は通常、5・10年単位の節目を迎えた記念日ごとに閲兵式はもちろん武力示威などを行い、朝鮮半島の緊張感を高めてきた。北朝鮮の閲兵式は単なる軍事パレードではなく、体制宣伝と内部団結を目的とする政治的行事で、多様な新兵器を披露することもある。