集会の会場に設置された的当てゲームのコーナー(与党「国民の力」の尹相現議員のフェイスブックから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
集会の会場に設置された的当てゲームのコーナー(与党「国民の力」の尹相現議員のフェイスブックから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の革新系市民団体が先週末にソウル中心部で集会を開いた際、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領夫妻らの顔写真をおもちゃの弓矢で狙う的当てゲームのコーナーが設置されたことが物議を醸している。

ユン・サンヒョン の最新ニュースまとめ

 市民団体「ろうそく勝利転換行動」は11日午後にソウルの崇礼門(南大門)一帯で、尹大統領と、株価操作事件の関与疑惑が取り沙汰されている尹大統領夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏に対する特別検察官捜査を求める集会を開いた。

 中央ステージ近くに設置されたテントの一つでは、尹大統領と金氏、韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官の顔写真をそれぞれ貼り付けた人形に目がけておもちゃの弓を射るゲームが用意された。人形の後ろには、尹大統領の顔写真を中央に配した的と、その横に「暖房費爆弾」「戦争危機」「親日売国」などと印刷された布も張られていた。

 同市民団体は集会の翌日、参加者が的当てゲームをする写真を公式コミュニティーサイトに掲載し、参加者の一部も個人ブログなどにこうした動画などをアップした。

 これに対し保守系与党「国民の力」の尹相現(ユン・サンヒョン)国会議員は13日、自身の交流サイト(SNS)で「政治的な立場が違うという理由で反感を表現するレベルが度を超えて久しい」と指摘。「子どもにまで暴力を試させ、扇動することは望ましくない」とした。

 主催団体の関係者は14日、「ろうそく勝利転換行動が公式に設置したブースでなく、集会に参加した数多い市民団体のうちの一つが設置したもの」と説明する一方で、「民主社会において大統領に対しても十分に可能な水準の風刺パフォーマンスだ」との見解を述べた。


Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40