韓米　「拡大抑止手段運営演習」へ＝潜水艦基地視察も

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は２２日（米東部時間）、韓米が同日に米ワシントンで北朝鮮核問題に対応するための机上演習「拡大抑止手段運営演習（ＤＳＣ　ＴＴＸ）」を実施すると発表した。　今回の演習には韓国国防部から国防政策室長ら、米国防総省から副次官補（東アジア担当）らが出席する。　韓米代表団は机上演習に続き、ジョージア州キングスベイにある海軍潜水艦基地を視察する計画だ。北朝鮮の核とミサイル脅威に対抗する米国の拡大抑止の提供や強固な韓米同盟をアピールし、北朝鮮に対する警告メッセージを発するとみられる。　北朝鮮は１８日に大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）「火星１５」を発射し、２０日には「超大型放射砲（多連装ロケット砲）」と呼ぶ短距離弾道ミサイル２発の射撃訓練を行った。　金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）の妹、金与正（キム・ヨジョン）党副部長は１９日の談話で、「敵の行動をつぶさに注視し、われわれに対する敵対的なことすべてに対処して非常に強力かつ圧倒的な対応を取る」と警告した。　このため、北朝鮮が机上演習を口実にさらなる挑発に乗り出す可能性も提起されている。