俳優ユ・アイン、同じく麻薬使用容疑で逮捕された元大統領の孫との比較が話題に1(画像提供:wowkorea)
俳優ユ・アイン、同じく麻薬使用容疑で逮捕された元大統領の孫との比較が話題に1(画像提供:wowkorea)
去る27日、麻薬類管理法違反の疑いがもたれている俳優ユ・アインが警察へ出頭し、およそ12時間の事情聴取を受けた。

ユ・アイン の最新ニュースまとめ

 そんな中一部のネットユーザーは、韓国に入国するやいなや麻薬投薬容疑で警察に逮捕された、韓国の元大統領で故チョン・ドゥファン氏の孫チョン・ウウォン(27)氏に対する警察捜査の過程を比べて、話題になっている。

 米ニューヨークに滞在していたウウォン氏は、今月13日以降SNSやYouTubeなどを通じて、元大統領一家の秘密資金疑惑と知人の麻薬、売春疑惑を連日暴露していた。

 自身も麻薬を服用したと白状した彼は、今月17日のYouTubeライブ放送中に麻薬と推定される薬物を服用し、幻覚症状を見せて病院に運ばれたりもした。

 これに警察は、ウウォン氏を立件前に調査(内偵)した後、麻薬類管理法違反の被疑者として立件。ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊は28日(本日)午前、インチョン(仁川)国際空港から入国したウウォン氏の身柄を確保し、ソウル市内に移送した。

 警察は、前日に裁判所で逮捕令状と身柄拘束の捜索令状を発行されており、ウウォン氏に対して麻薬類投薬の可否を検査する一方、自身と知人が麻薬を投薬したという発言の真偽を調査する方針だ。

 また、麻薬検査や尋問結果によって、逮捕時限が満了する前に逮捕状を申請するか決める予定である。

 入国するやいなや逮捕されたウウォン氏とは違い、ユ・アインは容疑が明らかになった後、約2か月ほど経った昨日(27日)に警察の召喚調査を受けている。

 ユ・アインは、向精神性医薬品流通を監視する食品医薬品安全庁が「プロポフォールの処方頻度があまりにも頻繁だ」と、警察に捜査依頼をし、先月6日に警察に召喚されて調査を受けたことが伝わった。

 その後、国立科学捜査研究院を通じてユ・アインの毛髪や尿からプロポフォール以外にも大麻、コカイン、ケタミンなど計4種類の麻薬成分を確認した警察は、自宅と病院などに対する押収捜索に乗り出した。

 警察は現在、ユ・アインに出国禁止措置を下しており、非拘束状態で捜査を続けている。

 韓国刑事法務政策研究員の先任研究委員であるスン・ジェヒョンは最近、あるニュース番組でユ・アインに対する警察の被疑者調査が遅くなったことについて、「麻薬捜査をする場合、特に有名人のような場合は出国禁止になっている。携帯電話はすでに押収された状況だ。この事件を捜査する担当者の立場としては、起訴して有罪にしなければならないということだ。性急に呼べばその解答を見せてくれるだろう」と話した。

 また、「現在麻薬を使用している状況で捕まったとしたら、緊急逮捕して拘束だろう。だがユ・アインの立場としてすでに終わった状況であるなら、被疑者への尋問でどう尋ねようという警察の捜査力量で計画」とし、「警察の立場では十分に捜査して調査になった後、(ユ・アインを)呼んで被疑者尋問調査をするのが正当だ」と説明した。

 警察は、調査でユ・アインの麻薬投薬成分別調査に集中したことが知られた。

 プロポフォールの常習投薬とケタミン投薬容疑に対しては、病・医院の処方記録や医療スタッフの陳述などをもとに投薬回数と総量、時期などを大部分特定し立証可能であるとしている。

 尿検査から出た大麻成分も、投薬時点を特定することができる証拠を補強したこととされた。

 状況を左右する要因は、幻覚と中毒性が強い“3大麻薬”と呼ばれるコカインだ。

 国立科学捜査院の鑑定の結果、ユ・アインの毛髪からコカインが検出されたが、具体的な投薬時点が不明である。

 これと関連して、キム・ソンフン弁護士はこの日番組で「(ユ・アインに)コカインを流通した誰かがいれば、巨大な麻薬流通を担当する組織的な犯罪と繋がる可能性も排除することができない。その為に(他の麻薬類に比べて)コカインはかなり重い刑量で処罰される」と説明した。

 続けて、「毛髪からコカインが出たと言っても、それだけではいつ、どうやって、誰と何を服用したのか正確に特定しにくいため、この部分を捜査で特定するために努力しているものと思われる」とつけ加えた。

 一方、警察はユ・アインに対する調査を終えた後、逮捕状申請可否を含む身辺処理方案を決める予定だ。
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