【ソウル聯合ニュース】韓国の造船大手3社の一角、大宇造船海洋が23日に臨時株主総会を開き、「ハンファオーシャン」への社名変更を含む定款変更案を承認した。韓国主要企業グループ、ハンファ傘下の造船会社として再出発する。 同社は1973年に大韓造船公社玉浦造船所として設立された。78年に大宇グループに買収されて大宇造船工業となり、2002年に大宇造船海洋に社名変更した。アジア通貨危機で00年に政府系銀行の韓国産業銀行傘下に入り再建を目指していたが22年末にようやく、ハンファが2兆ウォン(約2100億円)で買収することで合意した。 この日の株主総会では、ハンファオーシャンの初代代表取締役に金升淵(キム・スンヨン)ハンファグループ会長の側近、権赫雄(
クォン・ヒョクウン)ハンファ支援部門副会長が選任された。 ハンファグループは同日中に大宇造船海洋の有償増資へ払い込みを行い、筆頭株主となり、買収手続きを完了させる。 これで同グループは、既存の航空宇宙・防衛産業に加え、大宇造船海洋が持つ潜水艦や駆逐艦など特殊船舶の技術を取り込み、陸海空にまたがる防衛装備大手に躍進することになる。
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