韓国大統領府、通り魔予告に対する警戒強化…89か所に特殊部隊を配置(画像提供:wowkorea)
韓国大統領府、通り魔予告に対する警戒強化…89か所に特殊部隊を配置(画像提供:wowkorea)
韓国で最近刃物を持った通り魔事件が頻発し、殺人などの通り魔予告がインターネット上で相次いでいることについて、大統領室のイ・ドウン(李度運)報道官は6日午後の会見で、「警察は、殺人や凶器の振り回しを予告した89か所に特殊部隊や機動隊、地域の警察を投入して警戒を強化した」と述べた。

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 李氏はさらに、「警察は、多重利用施設など犯罪の懸念がある地域3444か所を選び、協力団体の自主防犯活動に参加する人々計2万2098人を配置した」と伝えた。

 また、警察庁からの情報として、「不審な行動の人々に対する検問を442回実施し、そのうち14件で容疑者を発見し検挙した」と説明した。

 最近、新林駅やソヒョン駅などで刃物を振り回す通り魔事件が起こっただけでなく、インターネット上で殺人などの通り魔予告が相次いでいる。警察庁は6日正午までに、全国で通り魔を予告した46人を検挙したと発表した。

 また、前日の午後5時47分ごろには、インスタグラムに「桂陽駅で7時に20人を殺す」と投稿した10代の青少年が自宅で逮捕された。さらに、釜山の西面駅で刃物を振り回すと予告した海軍の一等兵は、憲兵隊に身柄を引き渡された。

 これに先立ち、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は休暇3日目の4日、イ・サンミン(李祥敏)行政安全相に「ソヒョン駅の通り魔事件は、罪のない市民に対するテロ行為だ。SNS上でも脅迫メッセージが拡散されている。政府はこれに対処するため、警備要員を配置し、効果的な鎮圧策を実行せよ」と指示した。
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