ソウル市は撮影シーンの実現可能性や広報効果などを検討し、このうち268本の撮影を支援した。米動画配信大手ネットフリックスのドラマ「愛をこめて、キティより」は公開から4日で7208万時間視聴され、90カ国・地域でトップ10入りした。
同市が支援した作品の本数は2020年が106本、21年は218本と増加傾向にあり、今年は上半期までに計185本が撮影された。
ネットフリックスやアマゾンプライム・ビデオなどのオンライン動画配信サービス(OTT)大手を含め、ソウルで撮影された海外の作品は昨年が11本、今年は上半期だけで18本となっている。
ソウル市は、同市を舞台とする映像作品を通じた都市マーケティング効果を高めるため「ソウルロケーション撮影支援事業」を実施。航空撮影や道路の通行規制だけでなく、試写会などのイベント開催もサポートしている。
このような撮影が増加すれば、マーケティング効果以外にも人材雇用、外貨収入の増加など多様な付加価値の発生が見込めるという。
ソウル市は撮影支援だけでなく、シナリオの企画や作成段階から支援している。
また、世界のクリエーターがソウルで撮影できるようにロケ地の発掘を続ける一方、香港フィルマートや釜山国際映画祭のアジアコンテンツ&フィルムマーケットなどの国際映画祭で支援事業のPRを行っている。
ソウル市の金泰均(キム・テギュン)経済政策室長は「ソウルの魅力度を高めることができるようソウル各地のロケ地を発掘し、影響力のある作品のソウル撮影誘致を強化したい」として、今後もコンテンツ創作支援を拡大する方針を示した。
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