ソ・イングク、「イ・ジェウクから私の声が聞こえた。見分けがつかなかった」「もうすぐ死にます」
ソ・イングク、「イ・ジェウクから私の声が聞こえた。見分けがつかなかった」「もうすぐ死にます」
※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。
「私の声だと思いました。私が見分けなつかないほどでした」
俳優ソ・イングクがTVINGオリジナル「もうすぐ死にます」パート2の公開前に行ったインタビューで12回の転生のビハインドを伝えた。

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ソ・イングクは12回の転生をしたチェ・イジェというキャラクターを作りながら悩みがあったと伝えた。彼は「私も監督に尋ねた。ドラマのスタート地点が、物語が明確で説得力ある状況で選択をするのではなく、短い時間で展開されなければならないのではないか。『果たして説得力があるか?これが明確な説得力を探し出すためには、目で見てこそ理解できるのではないかという思いもあるが、どうでしょうか?』と尋ねた」と伝えた。

続いて「キャラクターの性向も重要だが、臆病で内向的で、本人の不幸だけにフォーカスを当てる自責の念もあるキャラクターだった。そんな状況で10年来の友人を信じて自身の全財産を投資したが、全て失ってしまう。継続的にイジェがある程度のストレスにさらされている人だというのが断片的に見られる」と伝えた。

また、彼は「愛する人に会いに行ってそのような状況が生じ、『俺は友達もなく、お金もなく、愛する人もいない。どうすればいいのか?』としながら家に帰るが、最後に残ったものがまたそうなっていて。その中でも生きて行こうと物を屋根の下に移す。そんな中で最後の希望がテガングループだったが、最後の希望まで失う」と説明した。

ソ・イングクは、「これは1日で起こったことだ。たった1日ですべてを失った。自分が夢見て努力してきたこと、友人、愛、全財産、自分がいるべき所まで失われた状況が、そんな選択をさせたのではないかと思う。7年間の自責の念と自身の不幸にフォーカスを当てているという性格など全てがそのようにしてしまったと思う」と説明した。

転生がテーマである上に数多くの俳優たちが出演したので、呼吸を合わせるのは容易ではなかったはずだ。ソ・イングクは「俳優たちが忙しくて一度に集まるのがとても難しかった。監督がリーディングを2度に分けた。直接会う時間やシーンはあまりなかった。監督が私とリーディングをしながら録音したこと、序盤に撮影した私の姿、チェ・イジェに対するディレクトと画面を他の俳優たちと共有しながら撮影をしたと聞いた。私はその接点を見ながら演じるという方法で撮影をたくさんした」と話した。

12人の演技をナレーションでも表現しなければならなかった。ソ・イングクは「通常のナレーションとは少し違った。後半の作業になってナレーションをするが。私が(演技)したので、その時の記憶がそっくり残っていてその感情を早く探せるが、『もうすぐ死にます』は別の俳優が演技をしたのでその感情と表情を見ながらしなければならなかった」と伝えた。

それとともに「例えば、シナリオには感嘆符が6つあるとすると、私は(声をもっと大きくしながら)『こんな具合だろう?』と録音したが、ある俳優は(より低いトーンで)したので表情とナレーションが合わない。だから私は、俳優がした表情に最大限集中して、現場で監督がくださるディレクトで願われる方向でやろうと本当に多くの時間と努力を注いだ。再録音をしたのもすごく多い」とビハインドを付け加えた。

このような努力のおかげで異質感のない「イジェたち」が完成した。 特に一部のコミュニティ、SNSでは「イ・ジェウクがソ・イングクを飲み込んだ」という言葉まで出た。ソ・イングクもイ・ジェウクについて、「イ・ジェウクさんに対する話が多かった」として「『それを私がダビングしたのか?』と思うほどに私の声が聞こえるような時があったが、私の声ではなかった。声帯も模写でもなく、その状況に合わせてチェ・イジェらしくて私が紛らわしく思うほどの表現をしてくれたのだ。とてもすごい俳優だと思った」と話した。

記憶に残る転生は赤ちゃんだったと語った。彼は「私が転生した後、『私は赤ちゃん?』というナレーションをする時、赤ちゃんの表情がある。とんでもないことだ。演技というのがこんなに難しくても高次元的なものなんだと思った。赤ちゃんにも『あれは学ばなければ』と思うほどだった。もちろんスタッフの方々が作ったものであり、監督の徹底した計算があったはずだ。最高の演技ではないかと敢えて申し上げることができると思う」と伝えた。

やってみたいキャラクターもいると話した。ソ・イングクは「パート2に出てくる人物なので、お話はできないが、私の好きなエピソードだ。ヒントだけお話しするが、残酷なシーンでもある。私が残酷なのが好きだからではなく、そこまでするチェ・イジェの選択が本当に狂っていた。『あれほど情けなくて小心者だった人がこんなにまでなるの?』もちろん極端な状況だ。12回の死と人生をずっと繰り返してみると、膨大なストレスと渇望が集約されて感情が表出されが、すごいと思うほどのシーンが出てくる。すごく楽しみだ」と話して注目を集めた。
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