【ソウル24日聯合】国防部の李相憙(イ・サンヒ)長官が国会での発言のなかで北朝鮮を「主敵」とすることを明らかに否定しなかったたことに対し、北朝鮮の祖国平和統一委員会はこれを、李明博(イ・ミョンバク)政権が「南北共同宣言と首脳宣言をあくまで否定することを示すもの」だと批判し、より強力な対応を取ると主張した。朝鮮中央通信が24日に報じた。
 委員会は、23日付の書記局報道を通じ、李長官の発言に対し「われわれ(北朝鮮)を最大の主敵だの何だのという悪意に満ちた妄言をした。主敵と断定したことは、われわれに対する許しがたい挑発だ」と非難した。

イ・サンヒ の最新ニュースまとめ

 李長官は21日の国会本会議で、「韓国の体制を脅かす国は北朝鮮」だとの認識を示した。韓国最大の主敵はだれかと尋ねる質問に対し「主敵であるかに関係なく、韓国軍では北朝鮮を現実的な敵として教育している」と答えた。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0