韓国映画「私たちは天国には行けないけど、愛することはできる」のキャスト、公開日、あらすじ
お互いを愛したすべての時間が私には天国だった。
どこにいようとあなたに会いに行くよ。
階級差別や性差別が色濃く残る1999年を舞台に、高校のテコンドー部に所属するジュヨンと少年院の学生イェジの出会いから物語は始まる。演出のハン・ジェイ監督がたまたま読んだ本の一節から着想を得たという、悲観と楽観が混在する作品タイトルのごとく、世紀末の10代の少女たちを取り巻く理不尽な境遇と、それにも関わらず愛することの喜びと美しさを対比させ描く。暴力が当然視されていた時代において、互いに手を取り合いその状況を打破していく少女たちの成長物語でもあり、青春ものであり、ラブストーリーである本作を、『はちどり』のパク・スヨンと「イカゲーム」のイ・ユミ主演2人による瑞々しく繊細な演技がよりドラマチックで美しい物語へと見事昇華させている。
「愛さずにはいられないだろうと思った」パク・スヨン×イ・ユミキャストコメント解禁!
1999年、世紀末のY2Kロマンスを鮮やかに表現したパク・スヨン×イ・ユミのキャストコメントが到着。出演を決めた理由についてパク・スヨンは「タイトルを聞くなり興味を持ったの。今までは暗いキャラクターばかり演じていたのですが、今回はとても明るいキャラクターを演じることになるので、私のキャリアにとってもプラスになるのではと言われました」とし、イ・ユミは「シナリオを読んで感じたのが「ぬくもり」で、温かくて清らかな気持ちになったんです。監督との打ち合わせで、日ざしの照らす感じが美しい童話のようだという話をたくさんしました」とコメント。
演じたキャラクターと自身はどれくらい似ているかと聞かれると、パク・スヨンは「誰もがそうであるように、私には明るい面も暗い面もあります。一般的に独立映画には暗いキャラクターがよく登場するので、明るい姿を見せる機会がなかったのですが、監督から「普段どおりの姿を演じればいい。撮影期間中は楽しいことだけ考えて過ごして」とも言われたんです」と素をだしたからこそ、ナチュラルで憎めないキャラクター性が生きたことが分かる。イ・ユミは「普段、とても明るくていたずら好きな性格なので、考えようによっては性格の面でイェジとかなり違うかもしれません。もともとの性格と違うので、かえってイェジらしい落ち着きをうまく演じられるのではないかと思いました。普段の自分とイェジを演じる時のギャップが演技の枠を広げてくれたように感じます」と普段の自分と違うからこそ冷静かつ客観的にイェジを演じることができたとした。このコメントにパク・スヨンは「実はイ・ユミさんがキャスティングされていると聞いて、とてもよくイメージできたんです。ユミさんとは知り合いではなかったのですが、愛さずにはいられないだろうなと思いました」と微笑ましい反応を添えた。
パク・スヨン×イ・ユミという人気若手俳優が瑞々しい演技で魅せる映画『私たちは天国には行けないけど、愛することはできる』は3月14日(金)よりシネマート新宿ほか全国公開。
監督:ハン・ジェイ 出演:パク・スヨン、イ・ユミ、シン・ギファン、キム・ヒョンモク
2024年/韓国/112分/ビスタ/DCP5.1ch/字幕翻訳:石井絹香/原題:私たちは天国には行けないけど愛することはできる/英題:NO HEAVEN, BUT LOVE/映倫【PG12】区分 ⓒ 2024 SW Content, All Rights Reserved.
配給:クロックワークス https://klockworx.com/movies/heaven/
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