李国防長官「北朝鮮権力序列に変化ない」

【ソウル11日聯合】国防部の李相憙（イ・サンヒ）長官は11日に非公開で行われた国会国防委員会で、北朝鮮の軍事動向について、金正日（キム・ジョンイル）総書記の手術後も特異事項や異常兆候はまったくないとし「権力序列にも変化がなく、リーダーシップの変化もないものとみられる」と述べた。同委員会の幹事を務めるハンナラ党の劉承ミン（ユ・スンミン）議員が伝えた。
　李長官は、韓国軍は現態勢を維持しながら監視を強化し、有事の際は即刻対応できる態勢を整えていると強調した。また、軍の警戒態勢（デフコン）を引き上げる必要性は否定した。北朝鮮の急変事態に備える「概念計画5029」を「作戦計画5029」に転換すべきとの指摘に対しては、局地的挑発であれ全面戦であれ、万一の状況に備え計画を発展させており、関連官庁と緊密に協力していると答えた。

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　委員会では、金総書記が平壌市内の烽火診療所で手術と治療を受けた可能性も提起された。金総書記の現在地が本来の居住地なのか診療所なのか確実な情報はないとしながらも、金総書記が倒れた8月中旬以降に診療所に出入りする乗用車やバスが増えていると報告された。