【ソウル12日聯合】南北首脳宣言1周年を記念する南北共同行事が、準備に向けた実務接触段階で難航している。同行事は南北共同宣言実践韓国側委員会と北朝鮮側委員会がともに推進している。
 韓国側委員会は12日に開城で北朝鮮側委員会と実務接触を行い、北朝鮮地域での南北共同1周年記念行事開催計画を話し合う予定だったが、北朝鮮側が韓国実務接触代表団14人のうち、「民主社会のための弁護士の集い」の白承憲(ペク・スンホン)会長とキム・テヒョン牧師の除外を要求したため、実務接触自体が実現しなかった。

イ・スンファン の最新ニュースまとめ

 北朝鮮側委員会は、6月に金剛山で南北共同開催した6・15民族統一大会で郭東儀(クァク・ドンウィ)海外側委員長がキャンドル集会に言及した際、韓国側市民社会団体が集団で退場したことに対し、白会長とキム牧師の責任を主張している。韓国側にはこの2人を除いた招請状が9日に送られてきたため、韓国側委員会は翌10日に遺憾を表明し新たな招請状を要請したが、北側委は11日に既存の立場を固守すると返答した。

 韓国側委員会は11日午後「現情勢での南北首脳宣言共同行事は非常に重要なもので、何があっても開くべきだというのがこちらの確固たる立場だ」とし、韓国側代表団全員の招請を前提に改めて日程を調整することを北朝鮮側に提案したが、12日午前現在、回答はない。

 韓国側委員会のイ・スンファン共同執行委員長は「日程上、来週中には北朝鮮側との実務接触を行う必要がある。厳しいだろうが、南北関係や情勢をみると1周年共同行事は非常に重要だ」と述べ、北朝鮮の姿勢の変化を促した。

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