質問に答える李長官=8日、ソウル(聯合)
質問に答える李長官=8日、ソウル(聯合)
【ソウル8日聯合】国防部の李相憙(イ・サンヒ)長官は8日、北朝鮮が電磁パルス(EMP)弾を開発しているという情報はまだ入手していないと前置きしながらも、「軍は北朝鮮がEMP弾を開発する可能性を念頭に置いて対応していく」と明らかにした。国会国防委員会による国政監査の席で答えた。
 合同参謀本部関係者は補足説明として、EMP弾が爆発すると電子通信装備に対する被害が大変大きいと判断されると述べ、米国の場合は現在開発中で2010年ごろ完成させるという見通しを示した。その上で、韓国軍の戦略化装備もEMP弾の防御機能を補完するとした。

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 この関係者によると、国防科学研究所ではEMP弾の中核応用技術を研究中だという。研究所は2015年をめどにEMP弾と高出力マイクロ波(HPM)弾の開発を進めているとされる。

 EMP弾は強力な電磁波を放出しレーダーや航空機、防空システムなどを無力化させることから、現代戦で重要な兵器として注目されている。

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