【ソウル29日聯合】ワシントンで16日に開かれた第30回韓米軍事委員会(MCM)会議で、米国は北朝鮮の急変時に実行する計画を具体化することを提案していたようだ。政府消息筋が29日、「米国はMCM会議で、北朝鮮の急変に備えた『概念計画5029』を(作戦計画に)具体化することを提議したと承知している」と明らかにした。
 国防部の李相憙(イ・サンヒ)長官とゲーツ米国防長官は、MCM会議の翌日に開かれた第40回韓米安保協議会(SCM)で会議結果の報告を受け、北朝鮮の急変事態に備え両国が緊密に協議しあらゆる偶発事態を念頭に置き協力していくことで意見を同じくしたという。消息筋は、「北朝鮮の急変事態に備えた両国レベルの計画が必要だとの原則論に共感したものとみればよい」と伝えた。

イ・サンヒ の最新ニュースまとめ

 「概念計画5029」を「作戦計画5029」に発展させることについて、韓国政府は単に名称を変え「作戦計画」とすることには意味がなく、「概念計画5029」に局限せず包括的レベルで計画を発展させるべきとの立場だとされる。

 政府は2005年初め、「概念計画5029」を作戦計画化しようとする米国の計画に対し、韓国の主権を侵害する要素があるとして反対意見を表明、作戦計画化は中断された。その後、両国は概念計画だけを補完し、発展していくことで合意した。

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