李長官は演説を通じ、国防先進化元年のことしは「強い戦士、強い軍隊」の育成と韓米同盟の強化、国防改革基本計画の調整などを推進したことが、国防政策の主要成果だと評価した。
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また、韓国軍が直面した現実を指摘し、毎年入隊する20万人の将兵について「大韓民国60年は事大主義勢力が力を得た歴史で、軍は既得権の支配道具として反民族・反人権的集団だと認識するだけではなく、国家観、対敵観、歴史観の偏った者が多数含まれているのが実情だ」と主張した。すべての偶発事態に対処していこうという軍の基本的任務でさえ、北朝鮮を刺激する不必要な行動としてとらえたり、先進強軍に向けた韓国軍の努力を時代に逆行するものだと考えたりする人もいると指摘。将兵を徹底した国家観や安保観をもつ強い戦士、健全な民主市民に育成しようとする軍の精神戦力強化活動が、理念論争化することもあると批判した。
元正花(ウォン・ジョンファ)スパイ事件や手投げ弾爆発事件など軍関連の一連の問題にも言及し、ある程度構築されたシステムを定着できなかったため生じた事件だと述べた。訓辞や漠然とした指示だけを行う指揮官は今後、韓国軍には必要ではないと強調した。指揮官は末端や先端の現場で将兵の考えや行動を直接確認するべきで、上官は身を投じて部下らとともにし、部下もそれを体で感じなければならないと主張した。その上で、作戦体制、訓練体制、部隊管理、精神戦略、幹部らの服務姿勢などすべての分野で軍人らしい軍人、軍隊らしい軍隊になるよう、軍を再編成すべきとの考えを示した。
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