国防委員会のようす=19日、ソウル(聯合ニュース)
国防委員会のようす=19日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル19日聯合ニュース】国防部の李相憙(イ・サンヒ)長官は19日の国会国防委員会で、ソマリア海域に派遣する韓国軍部隊の名称を「清海部隊」とし、2月臨時国会で派遣同意案が議決されれば来月中旬ごろ艦艇を派遣する予定だと明らかにした。
 「清海部隊」とは、統一新羅時代に商人・将軍として海上を掌握した張保皐(チャン・ボゴ)の本営地・清海鎮から名を取ったもので、海賊対処に向けた意志の表現だと、国防部は説明している。

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 李長官によると、海賊による護送船舶および派遣艦艇への攻撃に備え、国産駆逐艦KDX-2に、戦闘ヘリコプター「リンクス」1機、リブボート3隻、近接戦闘装備を補強した上で派遣する。国際法規と過去のケース、韓国側の必要に基づき、交戦規則を設定し対応する計画だ。また、小規模船舶4~6隻で船団を構成して船舶を護送する作戦を優先とし、必要があれば現場で他国の船舶とも協力する案を講じるとした。国防部が提出した清海部隊派遣予算は約280億ウォン(約17億8130万円)。

 国会国防委員はこの日、「国軍部隊のソマリア海域派遣同意案」を満場一致で可決、本会議に回付した。国防部は同案が本会議を通過次第、ハープーン誘導弾、SM2ミサイル、RAM対空誘導弾はもちろん、5インチ艦砲、30ミリ速射砲、魚雷を搭載した4500トン級KDX-2「文武大王」を派遣する。派遣人員は310人余り。

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