金議長(右)と陳総参謀長=25日、ソウル(聯合ニュース)
金議長(右)と陳総参謀長=25日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル25日聯合ニュース】軍当局は、北朝鮮がロケットを発射台に装着する段階から危機管理措置班を稼動し、発射作業を精密に監視しながら対応策を講じる計画のようだ。
 軍のある消息筋が25日、「北朝鮮が長距離ミサイルと推定されるロケットを発射台に装着する瞬間、実際に発射するものと判断し、危機管理措置班を稼動することになる」と伝えた。危機管理措置班は情報本部と政策室要員を中心に構成される見通しで、米国側との協調体制を維持しながら、偵察衛星などで収集した北朝鮮ロケット発射作業動向を詳細に分析し、その内容を関係官庁に伝えることになるという。

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 この消息筋は、咸鏡北道・舞水端里ミサイル発射施設にある高さ30メートル余りの発射台にはまだロケットが装着されていない状態だとした後、「28~31日にロケットが姿を現す可能性が高い」と述べた。

 北朝鮮がロケットを発射台に装着すれば、政府は水位の高い北朝鮮向け声明を出す案も考慮しているといわれる。

 一方、李相憙(イ・サンヒ)国防部長官と金泰栄(キム・テヨン)合同参謀議長は25日、訪韓中の陳炳徳・中国軍総参謀長に対し、北朝鮮のミサイル発射は北朝鮮にとっても国際社会にとっても決して有用ではないとの点を北朝鮮軍部に伝えるよう、意見を述べたとされる。


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