緊急招集された国会国防委員会全体会議に出席した李長官は、「これまでのところでは1~3段目がすべて海上に(弾着したか)墜落したものと判断する」「衛星が軌道進入に失敗したものと把握される」と述べた後、韓米間で引き続き追加分析を進めるとした。
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出席議員から弾着地点を確認したかを問われると、1段目の弾着地点は北朝鮮が設定した推進体落下危険地域に近かったとみられると答えた。しかし、2段目の弾着地点は1次判断としては危険地域に達しない地域、3段目の弾着地点についてはまだ確認できていないとした。
これに関し当局のある高官は、推進体1~2段目の場合は北朝鮮が発表した通りの弾着地域に落ちたと承知しているが、3段目の衛星体が軌道に乗ったかどうかは確認に5日ほど要すると話している。政府筋も、米国では軌道に乗らなかったと見ていると伝えた。2段目ロケットも3段目の衛星を打ち上げられないほどに推進力を失ったとの見方だという。日本の防衛省が発表した2段目の距離が誤っている可能性もあるとした。
北朝鮮のロケット発射状況をモニタリングしてきた米国の北米航空宇宙防衛司令部はウェブサイトに声明を出し、北朝鮮が発射したミサイルの1段目推進体は東海に、残りの推進体は発射体の先端部分とともに太平洋に墜落したと明らかにした。
また李長官は、北朝鮮が近いうちに核実験を行う可能性について質問されると、北朝鮮は2006年10月に核実験を行った経験があり、戦略的な目的を持てばすることもあり得ると答えた。
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