昼食を兼ねた懇談会のようす=6日、ソウル(聯合ニュース)
昼食を兼ねた懇談会のようす=6日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル6日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は6日、与党ハンナラ党の最高委員・常任委員長らと青瓦台(大統領府)で懇談会を行い、米オバマ政権発足後に進展した「韓国関係発展像」を説明した。世界的な金融危機、韓米自由貿易協定(FTA)批准、北朝鮮の長距離ロケット発射など、韓米両国が足並みをそろえるべき懸案が山積していることを意識し、韓米関係の肯定的な側面を浮き彫りにする考えだったとみられる。ハンナラ党の尹相現(ユン・サンヒョン)報道官が伝えた。
 李大統領は、海外歴訪をしてみると「われわれが考えている以上に、外でわれわれを考えているものは大きいようだ」と、言葉を始めた。主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)で初めて対面し会談したオバマ米大統領の印象と対話の内容を詳細に紹介しながら、「堅固な韓米関係」を強調した。

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 2度の電話会談を経て初めて会ったオバマ大統領は「大変正直で実用的、相当な論理を持っている」との印象だったと述べ、「金融危機の責任を認める」「謙虚な姿勢で臨み努力している」などのサミットでのオバマ大統領の発言を紹介した。韓米間に立場の相違があるとされる韓米FTA批准問題に関しては、オバマ大統領からまず「両国に助けとなるもので、推進に向けた強い意志を持っている」と話を始めたと伝えた。

 また、オバマ大統領は「韓米間の溝を広げようとする北朝鮮の試みは成功しない。在任中は韓米関係増進に努力する」と述べたと紹介した上で、前日の北朝鮮によるロケット発射に言及し「韓米間の状況共有はうまくいき、韓米関係は大変よくなった」と評価した。

 李大統領は、オバマ大統領は東洋をはじめアングロサクソンに属さない国に相当の理解があると評し、ブッシュ政権当時よりも韓米関係はより厚く誠実なものになるとの見方を示した。


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