【ソウル31日聯合ニュース】日本衆議院総選挙で野党第1党の民主党が政権交代を果たしたことを受け、韓国の政界は「新たな変化」を歓迎しながら、これを新たなアジア秩序と韓日関係確立の契機にすべきだと指摘した。
 与党ハンナラ党の尹相現(ユン・サンヒョン)報道官は31日に論評を通じ、「新たな与党となった日本の民主党が、時代の変化と要求にかなった成熟した姿勢を見せるよう期待する」と述べ、何よりも「新日本」という枠の中で新たなアジア・韓日関係を開いていくべきだと促した。今後の韓日関係と関連し▼共生とバランスの取れた経済協力▼平和と共存に基づく正しい歴史認識▼成熟した未来志向的なパートナー関係――などを日本側に求めている。
 一方、民主党の盧英敏(ノ・ヨンミン)報道官は口頭論評で、日本自民党について「長年にわたる保守政治の理念的既得権に安住してきたが、変化と改革を望む日本国民に審判を受けた」と評し、日本国民の選択を尊重するとした。また、韓国の政治の現実に照らした際、「他山の石」とみなすべき部分が多いと指摘、国民とのコミュニケーションを拒み独断的かつ無敵の権力でごり押しするだけの政権が、どんな末路に行き着くかを示していると述べた。

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