盧武鉉前大統領の葬儀は国民葬として執り行われた=(聯合ニュース)
盧武鉉前大統領の葬儀は国民葬として執り行われた=(聯合ニュース)
■盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が死去
 政官界ロビーの中心人物で後援者でもあった朴淵次(パク・ヨンチャ)前泰光実業会長とのかかわりから、検察の聴取を受けた盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が、5月23日に慶尚南道金海市の自宅裏手の山から投身した。葬儀は29日にソウル・景福宮で国民葬として執り行われた。野党は検察の責任を提起するなど強く反発し、政界に大きな波紋が広がった。その後、検察は朴氏と盧前大統領間の事件については「公訴権なし」処分とし、真相は永久に解明されないまま残ることになった。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

■世宗市建設計画の白紙化めぐり論戦
 鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相が9月の首相内定直後、行政中心複合都市として建設予定だった世宗市の非効率性を取り上げ、計画修正の可能性に言及した。野党側と建設予定先の忠清道関係者は一斉に反発し、論争が始まった。政府は11月に計画修正を公式化し代案作りに着手したが、与党ハンナラ党の朴槿恵(パク・クネ)元代表も原案固守の立場を明らかにするなど、野党だけでなく与党内でもあつれきが生じている。

■新型インフルエンザ感染が拡大
 4月にメキシコで発生した新型インフルエンザが全世界に急速に広がり、韓国では5月2日、メキシコから入国した女性が初感染者と確認された。その後、学校を中心に集団感染が続き、感染が疑われる患者と感染が確認された患者は12月6日現在で280万人を超え、新型インフルエンザによる死者も130人近くに上っている。政府は7月21日に国家伝染病危機段階を「注意」から「警戒」に強化し、さらに11月3日には最も高い危機レベル「深刻」に引き上げた。感染拡大の勢いが鈍ると、危機段階は12月10日に再び「警戒」に引き下げられた。

■再開発地域の立ち退きめぐる住民と警察の衝突で6人が死亡
 ソウル・竜山の再開発地域にある建物で1月20日、立ち退きに反対する住民らの立てこもりを鎮圧しようと警察が鎮圧に乗り出した際、屋上から火がつき、立てこもり側の5人と警察官1人が死亡する事件が起きた。これをきっかけに、再開発政策が無分別だという批判と納税者への補償制度を補強すべきという指摘が相次ぎ、その一方で全国撤去民連合の暴力的な対応も俎上(そじょう)に載せられた。遺族や市民団体は警察の強制鎮圧に対する大統領の謝罪や責任者の処罰などを要求しながら立てこもりを続けたが、政府は「立ち退き側の過失で起こった事件」と見なし、対立は続いている。

■金大中(キム・デジュン)元大統領が死去
 肺炎で入院していた金大中(キム・デジュン)元大統領が8月18日に死去した。23日の葬儀は、民主化と南北和解に向けたその功績から、元大統領としては初めて国葬で執り行われた。野党側では故人が残した「統合と和合」の遺志を継承しようという動きにつながった。金元大統領の死去で、いわゆる「三金(金泳三・金大中・金鍾泌)時代」も事実上幕を下ろした。

■フィギュアのキム・ヨナが連続優勝と新記録
 女子フィギュアスケートのキム・ヨナが、今年出場した5つの国際大会をすべて制覇し、来年のバンクーバー冬季五輪金メダリストの有力候補となっている。特に今年は、3月の世界選手権で女子シングルでは初の総合200点超えを達成、さらに10月のグランプリ(GP)シリーズ第1戦では総合210.03で、記録を塗り替えた。

■北朝鮮による長距離ロケット発射と2回目核実験
 北朝鮮が4月5日、人工衛星打ち上げと称し、長距離ロケット「光明2号」を発射した。国連は安全保証理事会決議1718に違反すると見なし、4月14日に北朝鮮に対する強い制裁内容を盛り込んだ安保理議長声明を採択した。これに対し北朝鮮は5月25日には、2006年10月以来2回目となる核実験に踏み切ることで反発。しかし、国連は6月13日、北朝鮮に対する武器禁輸や金融制裁、貨物検査の拡大などを柱とする安保理決議1874で制裁レベルを強化した。北朝鮮は6カ国協議参加に応じておらず、ウラン濃縮や大陸間弾道ミサイルの試験発射など威嚇的な態度で対抗し、国際社会で孤立を深めている。

■北朝鮮が次期後継者にキム・ジョンウン氏内定
 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が、2008年8月の脳血管系の疾患からある程度回復した今年1月、三男のジョンウン氏を後継者に内定し、世界でも類のない3代にわたる権力世襲に着手した。北朝鮮は4月に最高人民会議(国会に相当)第12期第1次会議で、国防委員長の権限を大幅に強化する内容へと憲法を改正し、後継構図の基盤を固めるための制度的な整備を完了した。ジョンウン氏は経済増産運動の「100日戦闘」の中心となるなど、実績作りに乗り出した。北朝鮮社会でも、ジョンウン氏をたたえる歌曲「パルコルム(足取り)」が急速に広まっている。

■女性10人を犠牲にした連続殺人犯を逮捕
 1月24日に女子大生殺害事件の容疑者として逮捕されたカン・ホスン容疑者が、2006年12月から2008年12月までに京畿道南西部で行方不明になった女性6人も、性暴力を振るった後で殺害したことを自白した。江原道でも2006年に女性を殺害したことが分かった。2005年に妻の母親の自宅で火災が起き妻と義母が死亡した事件については容疑を否認しているが、検察は放火殺人の罪も追加し起訴、裁判所は公訴事実を認めた。カン容疑者は1審と2審で死刑を言い渡されると、上告を断念した。

■G20金融サミットが2010年に韓国で開催
 主要20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)は9月の第3回会議で、来年11月の金融サミットを韓国で開催することを決定した。G20金融サミットは、世界的な金融危機後には強い国際協調が必要という認識から、従来のG7やG8に代わる世界最高レベルの定例会合として定着しつつある。参加国の人口は世界全体の3分の2、国内総生産(GDP)規模は同85%を占める。韓国としては新興国で初の開催という栄誉に浴する。外交面での快挙はもちろん、国の品格アップの機会としても意味が大きいと評価されている。

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