韓国コメディアンのキム・ミファが、KBS(韓国放送公社)には「芸能人ブラックリスト(出演禁止リスト)」が存在するようだと今月初めに簡易型投稿サイトTwitter(ツイッター)に書き込んだことで、KBSから名誉棄損で告訴された。
キム・ミファは19日、警察署に出頭する前に記者会見を開き「実家から告訴された娘の気持ちだ」と心情を語った。KBS側には数度にわたり、今回のことは告訴にまで発展することではなく、事態が大きくなることを望まないと伝えてきたが、ここまで来てしまったと話した。
キム・ミファは、4月にKBS労働組合が声明書のなかで公開した「役員会議の決定事項」で、自身が一種の出演禁止対象者になっていると聞いたと説明した。本当にブラックリストというものが存在し不利益を被っているのかと気になりTwitterに書き込んだだけで、「(リストは)ない」という一言で終わる話だと主張した。
また、キム・ミファはKBSでデビューし20年以上活動してきただけに、「KBSは自分にとり非常に特別な放送局」だと話し、出演できないと聞き、少なくとも尋ねる権利はあると思ったと語った。しかし、この書き込みをした当日にKBSから複数のルートを通じ警告があり、すぐに告訴となったと話した。
KBSは、キム・ミファの「ブラックリスト疑惑」提起を受け、「ブラックリストは存在しないし、存在できない」とコメントした上で、6日にキム・ミファを名誉毀損の容疑で警察に告訴した。
