現代自動車グループの不正蓄財事件を捜査中の大検察庁(最高検に相当)中央捜査部は6日、系列会社グロービスの不正蓄財について入出金内訳を記した帳簿を確保したことを明らかにした。
 蔡東旭(チェ・ドンウク)捜査企画官が明らかにしたもので、グロービス社長の李柱銀(イ・ジュウン)容疑者を「金庫番」と表現し、「金庫番にも責任はあるだろうが、最終責任者に対する捜査を進めている」と述べた。

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 検察は、現代自動車が蓄財した資金の使途追跡に先立ち、昨日から同社の企画総括本部とグロービスそれぞれの役職員らを呼び、不正蓄財の入出金の内訳を調べている。特に、現代自グループが金融ブローカーの金在録(キム・ジェロク)容疑者を通じ政官界に金品を渡した可能性が高いとみて、金容疑者に相手にロビー活動の対象者を追及している。蔡捜査企画官は、金品の提供を受けた人物をつかみつつあることを示唆した。現代自グループ総帥の指示でグロービスの李容疑者が直接政官界に金品を渡したかについては、定かではないようだ。

 また、現在訪米中の鄭夢九(チョン・モング)会長は来週はじめの帰国を予定しており、捜査も最大の山場を迎えるものと思われる。

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