舞台俳優イ・スンチョルの娘、イ・チョンアも、やはり独特な魅力でスクリーンに活気を吹き込んだ。
映画『同い年の家庭教師 レッスン2』で、デビュー以来初めてコミカルな役柄に挑戦したイ・チョンアは、平面的な演技、受動的な女性のキャラクターから抜け出すという成果を得た。
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<b>芸能界デビュー宣言に父は反対</b>
2002年、映画『リザレクション』でデビューしたイ・チョンアは、7本の作品に出演し、認知度を高めた。舞台俳優の父がいるのだから、デビューは簡単だったのではという予想を裏切り、父親には反対されたという。
「父は、娘の幸せを考えたのだと思います。成功が保障されているわけではなく、安全な道ではないことも知っていますから、反対したのではないでしょうか」
一時は反対していた父親も、今は強い味方となって娘を支えている。父によって舞台上の華やかな世界、舞台裏の虚しい一面も理解していたイ・チョンアは、女優業への幻想を早々に捨て去った。
2世タレントであれば、親の庇護のもと、芸能活動も少しは楽なのではと思われるが、イ・チョンアは違った。父親の後ろ盾や援助は一切なかったという。
「父は、私の作品をあまり見ようとしません。どうしても俳優の立場で見ることになりますから、娘のプライドを守ろうとしているんだと思います。」
<b>パートナーはイケメンばかり?</b>
「彼らも“イケメン”という修飾語は、プレッシャーに思うんじゃないでしょうか。」
2004年、カン・ドンウォンとチョ・ハンソンをスターダムに押し上げた映画『オオカミの誘惑』で、2人のイケメンから盲目的に愛されるヒロインを演じ、注目されたイ・チョンアは、毎作品ごとに二枚目俳優と共演していることでも有名だ。
カン・ドンウォン、チョ・ハンソン、チョンジン、イワン、そして新鋭パク・キウンまで、ルックス抜きには語れない、まさに当代最高のハンサムたちである。
「パートナー運はいい方ですね。これまでの仕事で幸運だったのは、彼らは立派な容姿を除いても、本当に立派な俳優という点です。別の見方をすれば、彼らはイケメンというより好青年といえるほど、非常に性格が良い俳優さんです。」
これまで、三角関係に陥るヒロイン役でのみ記憶されたイ・チョンアは、今回の映画で、演技的な変身はもちろん、自立したヒロインとして堂々と立ちはだかる。
映画『同い年の家庭教師 レッスン2』で、在日コリアン3世のジュンコ役を演じるため、イ・チョンアは6か月間、日本語講師にプライベートレッスンを受け、徹底的に日本人になりきろうとした。そのため、撮影が終わった後にもキャラクターの残像が残ってしまい、外国語なまりの発音を直すのに苦労したという。
500万の観客動員数を記録した前作のせいでプレッシャーが大きかったはずだが、イ・チョンアは素朴な願いを語った。
「今、映画界はとても不況じゃないですか。『オオカミの誘惑』も大ヒットではなく、当時の雰囲気を反転させるレベルの興行成績だったように、『同い年の家庭教師 レッスン2』が、韓国映画界の光になる、救援投手の役目を果たせれば嬉しいですね。」
Copyrights(C)gonews & etimes Syndicate & wowkorea.jp
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