ご報告の続きです。
スニムは17歳のときにお母様が他界され、その悲しみから立ち直ることができず誰にも言わずに家を出たそうです。
それから数年の時を経て自身の進む道を見つけたときに初めてお父様に連絡をします。
お父様は大切な娘が何もない山の中でお肉もお魚も食べられない環境を哀れに思い、家に一緒に帰ろうと言われたそうです。
その時にスニムが山からシイタケを取りお父様に作られたお料理がこの椎茸のカンジャン煮です。
このお料理を召し上がったお父様は、こんなに美味しいお料理を作って食べることができるならばと安心されてスニムを残して帰られたそうです。
「このお料理があったから今の自分がココ(白羊寺)にいるんです」と仰っていました。
そんな理由でスニムにとってとても大切なお料理の一つを教えて頂けて光栄です。
それにしても どうしてこんなにも穏やかなお味が出せるのでしょうか。
今思い出してもまた直ぐに食べたくなります(笑)
精進キムチはお代わりしたいくらい大好きな発酵具合で、
梅干しは微発泡のようにシュワシュワしていました。
カボチャとおナスの天ぷらは、ほんのりスパイシーで、どんな高級天ぷら屋さんでも食することのできないお味です。
トウモロコシご飯も美味しかったなぁ。
これらのお料理をこのように
マトリョーシカのようになっている素敵な食器で頂きます。
少しづつ 各自のお皿に取り分けるのですが
↑ご飯とお汁の位置が逆です↑
これはスニムが仰っる「食べ物を通し 分かち合う心を 学ぶこと」なのかもしれないと思いました。
精進料理は生命力だとスニムは言います。
地球が食材に向けたエネルギーに人間が味を付けて頂く。
だからスニムは感謝と敬意を払いながら料理をされるのでしょう。
遠く日本からお訪ねした美力旅にスニムからのプレゼントがありました。
スニムお手製のコチュジャンです。
お日様の光で自然発酵させ、最後の仕上げです。
サプライズのプレゼントに一同感動でした。
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- ucca
韓国のち東京時々イロイロから美力情報をエネルギッシュに発信中。
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