与野党は南北当局者会談の中止について北朝鮮の責任に言及しながらも、各論では意見が対立した。
与党セヌリ党は今後の南北対話に向け、政府に「開かれた姿勢」を要求し、民主党などの野党はせっかくの対話のチャンスを生かせなかったとして政府を批判した。
セヌリ党の尹相現(ユン・サンヒョン)議員は、北朝鮮側が首席代表として通知した祖国平和統一委員会の姜志英(カン・ジヨン)書記局長は「どうみても次官補級だ」と指摘した。その上で、会談決裂の責任は北朝鮮にあるとしながら、韓中・韓米首脳会談を受け「対話に向けた努力を示すためにショーを行っているに過ぎない」と北朝鮮を批判した。
政府の今後の対応について尹議員は、「韓中首脳会談後に対話に向けたモメンタム(勢い)は必ず来る」として、状況に応じて流動的に判断し方向転換すべきだとの考えを示した。
同党の金栄宇(キム・ヨンウ)議員も、北朝鮮の責任に言及する一方、「北朝鮮が中国や米国と会談することは歓迎すべきだ」と強調した。
民主党の朴炳錫(パク・ビョンソク)議員は会談中止の責任は北朝鮮にもあるとしながら、「原則にとらわれ、(北朝鮮との対話を一度も実現できなかった)李明博(イ・ミョンバク)政権の二の舞になってはならない」と主張した。
また同党の鄭清来(チョン・チョンレ)議員は、韓国側が「初めから金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労働党統一戦線部長を出すべきだと主張したのは失策だ」と批判した。
同党の秋美愛(チュ・ミエ)議員は、統一部とは別ルートでの対話も模索すべきだとの考えを示し、「格にこだわることは今後韓国にも負担となり、政府の論理として非常に稚拙だ」と指摘した。
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