11月2日から5日まで行われた「ソウル大学秋の祭典」公式ポスター(画像提供:wowkorea)
11月2日から5日まで行われた「ソウル大学秋の祭典」公式ポスター(画像提供:wowkorea)
「新入生らしい生活が送れなかったので、学校生活にまだ慣れていません。でもそれが普通だから、一日も早くコロナ前に戻りたいです」

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自らを「コロナ学年」と称したソウル大学東洋学科のイム・レウォンさんは、大学祭のポスターを見ながら「実技授業のある学科なので学校にはよく来ていたが、合宿や大学祭が全く行われなくて残念だった」と話した。

政府がウィズコロナ(段階的日常回復)を導入してから、大学街はにぎやかになっている。ソウルクァナク(冠岳)区のソウル大キャンパスでは秋の大学祭「冠岳の夜」を2日から5日までの4日間開催した。

友人の公演を見に来た同学3年生のパクさんは「軍隊を除隊して初めて大学を訪問した。久しぶりに学校に来れて嬉しい。早くウィズコロナ体系が安定して、対面授業が増えていくといい」と感想を話した。

文化館で開かれた大学祭は落ち着いた雰囲気の中で行われた。公演場に入場できるのは70人だけで、学園祭の観覧者は新型コロナワクチン接種完了後2週間が経過するか、48時間以内のPCR検査で陰性判定を受けていなければならない。

また、学内の分子診断検査で陰性判定を受けた生徒も大学祭に参加できる。公演はYouTubeで生配信され、オンライン・オフライン並行で行われた。

会場の入り口にはスタッフらがキーリングや焼酎のグラス、ステッカーなどを販売していた。通り過ぎる学生たちはブースを見物しながらグッズを買っていた。ブースを運営していた産業工学科18学番チェ・ジョンユンさんは「大学祭初日にもかかわらず1時間で20万ウォンを売り上げた」と話した。

チェさんは「新型コロナの影響でフェスティバルの日程が延期され、運営が困難だった。ウィズコロナがまだ過渡期の状況で、行事がこのようにオンラインとオフライン並行で始まって良かった。昨日オンラインで行われたイベントには約5千人が参加した。対面広報を並行した結果、関心が集まっているようで嬉しい。大学祭がオンラインだけで行われていれば、これほどの関心を集めることができただろうか」と語った。

ソウル市内の主要大学のうち、今年秋の大学祭を対面行事で開催する計画があるところは、先月26~29日の大学祭期間に大運動場でゲームを行ったコングク(建国)大のみだ。ただ、ウィズコロナが定着する来春からは、学事日程が正常化し、ほとんどの大学で大学祭を再開する見通しだ。

会場を通った同学美術専攻のナ・スンヨンさんは、「久しぶりに対面授業があって学校に来た。芝生の広場でみんなでフェスティバルを楽しむことが最大の希望だったが、このように学校行事が少しずつ始まって嬉しく、楽しみだ」と話した。

ソウル大学は先月18日、全国の大学の中で最も早く対面授業への転換を始めた。

今年9月、オ・セジョン(呉世正)ソウル大学学長は「大学の教育・研究機能を正常化するために、新型コロナとともに生きるスタイルに転換する」と述べ、全ての講義を対面授業中心に変えていくことを明らかにしたことを受けての措置だ。

1日現在、ソウル大学の講義約5000のうち、対面授業の割合は45.7%だ。大学の講義は全体の44.3%、大学院は48.2%が対面方式を選んでいる。これは各学生が対面・非対面授業に隔日で参加するなどの「ハイブリッド授業」を含めた比率だ。
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