韓国映画「ジャンルだけロマンス」のキャスト、公開日、あらすじ
同映画には、レギュラー陣のキム・ヒウォンも出演しているので、完全なるプロモーションなのだが、5人の楽しそうなコンビネーションが絶妙だった。リュ・スンリョンはソン・ドンイルとは映画「カエル少年失踪殺人事件」、コンミョンとは映画「エクストリーム・ジョブ」で共演したことがあり、この番組への出演はコンミョンとキム・ヒウォンから誘われたという。ソン・ドンイルからはハグ、コンミョンからはバックハグで迎えられていた。
オ・ナラは同番組のシーズン2にゲスト出演したことがあり、今回2度目。ソン・ドンイル、キム・ヒウォンとの息はもちろん、コンミョンとも全2話ドラマ「おひとりさまジヨンさん」で共演したことがある。つまり、5人全員が顔なじみなので、和気あいあいとした雰囲気の中、飾らない素顔がバンバン出ていた。
オ・ナラはバラエティ番組「シックスセンス」(tvN)でもそうだったが、バラエティ向きのノリの良さとハイテンションで、今回もおじさまたちを明るくリード。その一方、あまりバラエティでは見かけないリュ・スンリョンの意外な(?)一面が新鮮だった。
リュ・スンリョンといえば、映画「王になった男」、「7番房の奇跡」、「バトル・オーシャン 海上決戦」、「エクストリーム・ジョブ」といった観客動員数1000万人を超えた主演作が4作もある名優だ。以前は目つきが鋭く、カリスマ性あふれる姿だったのが、年を重ねるにつれ、雰囲気が出てきたとソン・ドンイルも言っていたが、素顔のリュ・スンリョンはまなざしが柔らかくキュートな人柄だった。
バラエティに出るとあがってしまうので、何も話せないと言っていたのに、一人でしゃべり続けるので、オ・ナラからつっこまれると、「だって、楽しいじゃないか」とご機嫌な様子のリュ・スンリョン。ソン・ドンイルが昼食の準備をしているときには、その前に立って、両手を差し出して「お小遣いください」とおねだりするお茶目な魅力を発揮。夕飯準備のときも、キッチンに立つオ・ナラに向かって、口を開けて待つポーズをし、つぶ貝を口に入れてもらうなど、まさかの愛嬌(あいきょう)にはビックリさせられた。
ちなみに、リュ・スンリョンはこの時期、ちょうどダイエット中だったようで、鶏の胸肉のお弁当を持参していた。ところが、目の前にあるおいしそうな料理を我慢しろというのは無理な話で、結局、一口食べると箸が止まらなくなり、あげくの果てにはデザートのパンまでバクバク。あまりに食べるので、ソン・ドンイルのつっこみが入るも、それでも笑いながらパンを口に運んだり、夕飯はツブ貝のそうめんだったが、自分の器につぶ貝が入っていないことをソン・ドンイルに訴えたり、もはやダイエッターではなく、フードファイター(⁉)と化し、人間味あふれる姿を見せていた。
そんなキュートなリュ・スンリョンだが、手先が器用なことでも有名。革工芸や陶芸、木工などが得意で、プレゼントとして木のスピーカーと茶道のテーブルを持って来た。初回ゲストの女優イ・ハニがリュ・スンリョンから教えを受けたとし、茶道を披露したが、その先生であるリュ・スンリョンがここで本家の腕前を披露し、多才ぶりを発揮していた。
また、実はリュ・スンリョンとキム・ヒウォンは同学年なのだが、お互いタメ口を使わず、「スンリョンさん」、「ヒウォンさん」と呼ぶなど若干ぎこちない関係だったので、もっと仲良くなるようにと、カヤック体験では2人きりでカヤックに乗ったり、キッチンの水がなくなったとき、給水の共同作業をしたりするなど、2人の距離感の変化も見どころの一つだった。
とにかくこの回は、中堅・ベテラン俳優たちのキュートさが満載で、見ているだけでもほっこりと幸せな気分になる回だった。なお、映画「ジャンルだけロマンス」は公開初日の17日、ボックスオフィス1位をマーク。18日は2位にダウンしたものの、再び19日と20日は1位を獲得。公開4日で観客数約24万人(映画振興委員会・映画館入場券統合ネットワーク調べ)を動員し、好スタートを切っている。
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