サウジ皇太子のファンドがNCソフトの主要株主に、「Kゲーム」への投資を拡大=韓国報道(画像提供:wowkorea)
サウジ皇太子のファンドがNCソフトの主要株主に、「Kゲーム」への投資を拡大=韓国報道(画像提供:wowkorea)
NCソフトは10日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が会長を務めるパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が、自社の56万5366株(2.57%)を約2900億ウォン(約273億7535万円)で追加取得したと発表した。PIFは2月にも、NCソフトの146万8845株(6.69%)を取得していた。これによりPIFによる、NCソフトの持分は9.26%となった。

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現在、NCソフトの大株主は、同社のキム・テクジン(金沢辰)代表だ。PIFは今回の追加取得で、ネットマーブル(8.9%)と国民年金公団(8.4%)を上回る主要株主となった。

PIFは2月初めにも、日本のネクソンの持分5.02%を約1兆ウォン(約943億5376万円)で買収している。その後も追加で持分を買収し、PIFによるネクソンの持分は7.09%まで拡大した。ネクソンの持株会社であるNXC(持分28.6%)、投資会社のNXMH(同18.8%)、日本マスタートラスト信託銀行(8.1%)に次ぐ主要株主に浮上している。

業界では、サルマン皇太子が従来のサウジの石油を中心とした体制から抜け出し、IT分野に戦略的な投資を進めているとみている。

業界の関係者は「PIFは世界のいくつかのゲームメーカーに投資してきたが、実際に経営参加まではしていない。今回の投資は、PIFが構想中の、さまざまなIT、ゲーム関連投資のポートフォリオの1つだとみられる」と話した。

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