北朝鮮は10日に全国非常防疫総括会議を開き、新型コロナウイルスの抑え込みを宣言した。会議で演説する金与正氏(朝鮮中央通信ホームページから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮は10日に全国非常防疫総括会議を開き、新型コロナウイルスの抑え込みを宣言した。会議で演説する金与正氏(朝鮮中央通信ホームページから)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は19日に発表した談話で、このほどの北朝鮮の巡航ミサイル発射地点として韓国当局の発表とは異なる地名を挙げ、韓国の情報収集能力をあざけった。  金与正氏は対韓国など対外政策を総括する国務委員でもある。朝鮮中央通信によると、同氏は談話で「1日前に行われたわれわれの武器試験発射地点は、南朝鮮(韓国)当局が稚拙に、口軽く発表した(西部・平安南道の)温泉付近でなく、平安南道安州市」だったと主張した。 韓国軍は、北朝鮮が17日に平安南道・温泉から黄海に向けて巡航ミサイル2発を発射したと発表していた。 金与正氏は「韓米間の緊密な連携の下で追跡監視と確固たる備え、という言葉を口癖のようにそらんじていた人たちが、どうしてまともに発射時間と地点の一つもはっきりさせることができないのか、兵器体系の諸元(スペック)をなぜ公開できないのか、実に気になる」と皮肉った。さらに「諸元と飛行距離が示されれば南側が大変困惑し、おじけづくことになるだろうが、かの国民の前で今後どう弁明するつもりか見ものだ」と冷やかした。
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