死亡した教師が勤めていた小学校のそば。死を悼む人々が訪れて花などを供えている=21日、ソウル(聯合ニュース)
死亡した教師が勤めていた小学校のそば。死を悼む人々が訪れて花などを供えている=21日、ソウル(聯合ニュース)
◇児童・生徒の人権条例など見直しへ 教師の死亡事件きっかけに 李周浩(イ・ジュホ)社会副首相兼教育部長官はソウル市内で教員との懇談会を開き、児童・生徒の人権を過度に強調する制度と文化により教師の正当な教育活動が萎縮することがないよう、関連条例などを見直す考えを示した。学校で教育活動の侵害行為が多数あり、侵害の類型は多様化し、侵害の程度も深刻化していると指摘した。今月18日、ソウル市内の公立小学校に勤めていた2年目の教師が死んでいるのが見つかった。警察は個人的な理由で自殺したとみているが、教育現場や教員の労働組合からは、保護者の過剰な苦情や要請などで生徒・学生に対する教師としての権利が損なわれたことが影響したという声が上がっている。李氏は、教育部とソウル市教育庁が合同でこの事件を調査すると述べた。◇尹大統領が恩赦を検討 来月の植民地支配解放記念日に 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が8月15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)に合わせた特別赦免(恩赦)を検討していることが分かった。与党側関係者が聯合ニュースの取材に対し明らかにした。尹大統領が赦免権を行使する場合、昨年の光復節特別赦免と今年の新年特別赦免に続き3回目となる。朴槿恵(パク・クネ)政権下で青瓦台(大統領府)政策調整首席秘書官だった安鍾範(アン・ジョンボム)氏や、サムスングループ未来戦略室の室長だった崔志成(チェ・ジソン)氏らが対象となるか注目される。◇尹大統領の支持率33% 1ポイント上昇 世論調査会社の韓国ギャラップが18~20日に全国の18歳以上の1001人を対象に実施した調査で、尹大統領の支持率は33%、不支持率は58%だった。いずれも前週より1ポイント上昇した。政党支持率は、保守系与党「国民の力」が前週と同じ33%、革新系最大野党「共に民主党」が2ポイント低下の30%だった。支持政党がない無党派は2ポイント上昇の32%で、同社の調査で現政権発足後最高となった。◇週末は再び梅雨空 多い所で100~150ミリの雨 気象庁によると、中国内陸部で形成された停滞前線と低気圧が近づき、22日から24日にかけ再び全国的に雨が降る見通しだ。首都圏などは週末に50~100ミリ、中でも京畿道北部は多い所で150ミリを超える雨が降ると予想される。◇14人死亡の地下道浸水事故 警察官6人の捜査を検察に依頼 中部の忠清北道・清州で15日に起きた地下車道の浸水事故に関し、国務調整室は犯罪の疑いがあるとして警察官6人に対する捜査を大検察庁(最高検)に依頼した。事故原因の究明に向けた監察の結果、警察の112番通報(日本の110番通報に相当)の処理過程で重大な過ちを発見し、事故発生後の警察の対応に関して首相室に虚偽の報告も行ったことが分かったと説明した。この地下道での車両浸水では14人が死亡した。
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