【オフィシャルレポ】坂口健太郎&イ・セヨンら、「愛のあとにくるもの」 テーマの“愛”への持論を熱弁
【オフィシャルレポ】坂口健太郎&イ・セヨンら、「愛のあとにくるもの」 テーマの“愛”への持論を熱弁
辻仁成とコン・ジヨンによる小説を原作に、韓国でも絶大な人気を誇る俳優坂口健太郎と韓国ドラマ「赤い袖先」などで活躍する女優イ・セヨンをW主演に迎えて描く純愛ラブストーリー『愛のあとにくるもの』が10月11日(金)よりPrime Videoにて見放題独占配信開始。

韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想

この度、本作が日本で配信されることを記念して、本作のヒロインのチェ・ホンを演じた韓国の大人気女優イ・セヨンと、本作の監督を務めたムン・ヒョンソン監督が来日し、日本でも韓国でも大人気の俳優で潤吾役の坂口健太郎とともに登壇した来日記者発表イベントが開催!日本と韓国で敢行されたロケ撮影の思い出や、切ないラブストーリーを描く本作のテーマにちなんでそれぞれの“愛”への考え方を語ったほか、撮影中に覚えた好きな韓国語・日本語を発表する一幕もあり、日本でも韓国でも配信開始が待ち望まれている本作に相応しいイベントとなった。

本会見には、シックな黒いスーツに身を包んだ潤吾役の坂口健太郎、秋らしいブラウンのワンピースを身にまとったヒロインのチェ・ホン役のイ・セヨン、本作の監督を務めたムン・ヒョンソン監督が登壇。本作は韓国の制作会社Coupang Playが制作した韓国ドラマだが、本作で韓国ドラマに初出演となった坂口は「初めて韓国のチームと撮影したので、最初はすこし不安な気持ちもあったんです。言葉もそうですが、今まで培ってきた経験みたいなものが通用しないんじゃないかっていう不安があったんですけど、監督や彼女と一つのシーンを丁寧に作り上げていく時間をもらえたので、台本という道しるべがあったら文化や言葉の差っていうのはほとんど関係ないんだと思いました。日本の方にもたくさん見てほしいと思っていたので、日本での配信が決まったと聞いた時は本当にうれしかったです」と、初めての韓国ドラマ出演への想いを語る。

切なくも美しい純愛ストーリーを描く本作では、日本留学中に運命だと信じていた初恋を心に閉じ込め、韓国で新しい人生を歩んでいたチェ・ホンは、この5年間忘れることなく後悔を積み重ねてきた潤吾と偶然の再会を果たす―。現在の冬の韓国と5年前の春の日本を舞台にした本作は、日本と韓国それぞれでロケ撮影を敢行。劇中ではホンと潤吾の思い出の場所である井の頭公園、2人がデートを重ねた吉祥寺の街など、あたたかな春の日本で過ごした幸せな2人の姿が映し出されるが、日本での撮影についてイ・セヨンは「一番記憶に残っているのは井の頭公園です。去年の冬にムン監督と一緒に初めて井の頭公園に行ったんです。その時に本当に美しくて広くて自然な印象がありました。地味ながら華やかというか、そういう景観を目の当たりにして公園というのはこんなに美しいのかと思いました。またこの公園に来たいな、ここで撮影できたらなと思っていたのですが、実際に撮影場所として行ったときもやはり美しくて、いちばん記憶に残っています」と、撮影中の思い出を語る。

イ・セヨンが日本のロケ地について明かすと、坂口は「韓国のヨルトン公園でクランクインしたんです。この作品の中では2人の間には5年という時間が開いているので、再会する時ってどうしても関係が冷えたところから始まるんです。5年後、2人の仲がすこし冷えてしまっている中での冬の寒いヨルトン公園でのシーンだったので、2人の関係にすごくあっていて。空気はとっても澄んでいたけど、木々が枯れていたり、どこか悲しい印象を与えてくれる場所だったので、印象に残っています」と、役柄と重なるような韓国での撮影風景を明かした。本作での役柄同様、W主演を務めた坂口とイ・セヨンは文化や言葉の壁はありつつも、撮影現場では和気あいあいとした雰囲気だったそう。韓国での撮影中、坂口は“その日覚えた韓国語を現場で披露する”ことが日課になっていたそうで、坂口は「毎日撮影が終わると、トランシーバーで言っていました。いつの間にか定例化していて、途中からは撮影の最後のカットには助監督さんがトランシーバーを持って待機してくれていたんです(笑)」と、撮影中の微笑ましいコミュニケーションについて明かす。

そんな坂口についてムン・ヒョンソン監督は「キャスティングをする前に悩んだけれど、悩んでいた時間は長くなくて、満場一致で『愛のあとにくるもの』の主役は坂口健太郎さんにお願いするべきだと大原則が出来上がりました。それ以来本格的な準備をひとつひとつ進めることになりました。これもすべて坂口さんのおかげです。心から感謝していますし、私にとっては恩人です」と絶賛。監督の言葉を聞いた坂口は照れくさそうな笑顔を見せ、「本当に僕のほうもです。言葉が堪能ではない僕を潤吾役に選んでくれて、作品を作っていくのに少しずつ加わらせてもらいました。彼女も現場でとっても明るい雰囲気を持ってくださる方だったので、その瞬間、僕がポンと入るだけでよかったんです。セヨンとムン監督とお仕事ができて、僕からも『ありがとうございます』という気持ちと恩人だなという気持ちがあります」と、感謝の言葉を返した。


◆坂口の好きな韓国語は『自転車が通ります』!? 本作のテーマ“愛”についても持論を展開


本作の主人公は、韓国から日本へ留学に来たチェ・ホン、そして小説家を目指す大学生の潤吾の2人。日本で出会った2人は引かれ合い、やがて運命的な恋に落ちる。幸せな日々を過ごす中でホンは“潤吾との愛だけは永遠に続く”と信じていたが、別れは突然訪れ、ホンは韓国へ帰ることに…。そして5年後の韓国、ホンは日本での思い出を全て心に閉じ込めて新たな人生を歩んでいた。しかし潤吾が韓国に訪れたことで、2人は運命的な再会を果たす。潤吾との再会に戸惑い心を乱されるホンと、ホンとの別れに後悔を募らせ過ごしていた潤吾。5年前に愛が終わった2人の再会の中で、美しくも切ない、それぞれが抱えた愛の“跡(あと)”が重なり合っていく。そんな2人が辿り着く、あの頃の2人には分からなかった“愛のあとにくるもの”とは―?

本作では“変わらない愛があると信じますか?”というテーマについて劇中で繰り返し問われているが、坂口は「終わりはないと思うんですけど、愛は変化していくものだなと思います。出会ったころの愛の熱量
や色や形と、時間が経って交わしている愛の形って、目に見えないけど色も質量も違うと思うんです」、イ・セヨンは「変わらない愛がある
と信じます!私のセリフは『変わらない愛があると信じますか?』ですが、あります!」と断言。続けて、「愛は変わらないと思うけど、人は
変わることがあると思います。愛そのものは変わらないと思いますし、運命的な愛もあると信じています」と語った。そしてムン・ヒョンソン監督は「その問いについては皆それぞれ違う考えを持っていると思うんです。個人的には変わらない愛も愛だし、変わるものも愛だと思いま
す。作品の中では、簡単に愛を定義したりなにかを否定したりしないようにしようと思っていました。沢山の愛を見せたいと思いました
し、愛にまつわる様々な感情をあちこちに溶け込ませて演出しました」と語り、本作に込めた思いを明かした。

そして、日本と韓国を舞台に切ないラブストーリーを描く本作にちなみ、坂口は好きな韓国語を、イ・セヨンとムン・ヒョンソン監督は好きな日本語をフリップに書いて発表することに!ムン・ヒョンソン監督は【キレイ】と記し、「本編を見て頂くと、主人公たちが『キレイ』と言い合うシーンがあるんです。そのシーンを撮っている時、2人を見て文字通り『キレイだな』と自然と思ったんです。作品を観て頂いた方にも私と同じように、『キレイだな』と思った気持ちに共感してほしいです」と明かした。イ・セヨンの好きな日本語は【アイタイ】だそうで、「共演した俳優の皆さんに会いたいと思っていました。『会いたい』の“あい”には、あいさつの“あい”にもなりますし、愛の“あい”もなりますよね。いろいろな意味があるのはいいなと思います。(カンナ役の)中村アンさんにも会いたいなと恋しい気持ちがあったので、よく“会いたい”とメッセージも送っています」と語り、はにかんだ。最後に坂口は【チャジャンゴチナガムニダ】と回答し、「『自転車が通ります』という意味なんですけど、撮影でよく聞いた言葉なんです。最初はどういう意味なんだろうと思ってたんですけど、日本の潤吾の家の近くも自転車が多かったので…(笑)。思いやりのある言葉だなと思います」と、韓国語で発音してみせながら撮影中のエピソードを明かし会場を笑わせた。

最後に、配信を待ち望む日本のファンへ向けて、イ・セヨンは「日本でもたくさんの方に観て頂きたいです!」と日本語であいさつの後、「この作品を通して、新しいことに挑戦したいという思いが強くなりました。もちろん日本語での演技は難しかったところもありましたが、とても幸せでした。日本で2か月撮影ができて良かったです。大勢の人に作品を観て頂き、共感してもらえるとうれしいです」とメッセージを贈った。

坂口は「日本と韓国のそれぞれの強い想いとエネルギーが合わさって、皆さんにお届けできた作品だと思います。日本の四季や韓国の冬
の美しさもあるんですが、4人の登場人物の中でいろんな愛が動いているので、その瞬間を皆さんに見ていただけたらと思っています」と呼びかけた。この秋一番の甘酸っぱくも切ない感動のラブストーリーで、日本でも韓国でも注目を集める本作を盛り上げる豪華なイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

5年前のあたたかな春の日本、現在の切ない冬の韓国を舞台に、日本と韓国を代表する注目俳優の坂口健太郎、イ・セヨンが美しくも切ないラブストーリーをW主演で紡ぎ出す本作。制作は韓国の動画配信サービスCoupang Playが務める。運命の再会から始まる、終わったはずの愛の行方を描く純愛ラブストーリー『愛のあとにくるもの』は10月11日(金)よりPrime Videoにて見放題独占配信開始。




【『愛のあとにくるもの』概要】
タイトル:「愛のあとにくるもの」
配信日:2024年10月11日(金)
作品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGWV7FLG
話数:全6話 (10月11日 1-2話、10月18日 3-4話、10月25日 5-6話)
出演:坂口健太郎、イ・セヨンほか
コピーライト:©2024 Coupang Play All Rights Reserved
2024年10月11日(金)よりPrime Videoにて見放題独占配信開始
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